コマンドレットの使用によるスキーマの準備の実行
トピックの最終更新日: 2012-10-14
Active Directory スキーマを拡張するには、Install-CsAdServerSchema コマンドレットを使用します。スキーマの準備が完了したら、スキーマ パーティションがレプリケートされたことを手動で確認してから、フォレストの準備に進んでください。
注: |
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スキーマの準備コマンドレット (Install-CsAdServerSchema) は、スキーマ マスターにアクセスする必要があります。それには、リモート レジストリ サービスが実行され、リモート レジストリ キーが有効になっている必要があります。リモート レジストリ サービスをスキーマ マスター上で有効にできない場合は、スキーマ マスター上でローカルにコマンドレットを実行できます。レジストリのリモート アクセスの詳細については、次の Web サイトにある マイクロソフト サポート技術情報の記事 314837「レジストリへのリモート アクセスを管理する方法」(https://support.microsoft.com/kb/314837/ja-jp) を参照してください。 |
コマンドレットを使用して現在のフォレストのスキーマを準備するには
Schema Admins グループのメンバーとして、さらに、スキーマ マスターにおける管理者の権限を使用して、フォレスト内のコンピューターにログオンします。
Lync Server コア コンポーネントを次の手順でインストールします。
Lync Server 2010 のインストール フォルダーまたはメディアから、Setup.exe を実行して Lync Server 展開ウィザードを起動します。
Microsoft Visual C++ (再頒布可能) のインストールを要求するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。
Microsoft Lync Server 2010 セットアップ ダイアログ ボックスが、Lync Server 2010 ファイルをインストールする場所を求めるメッセージを表示します。既定の場所を選択するか、または好みの場所を [参照] で選択し、[インストール] をクリックします。
[使用許諾契約書] ページで [使用許諾契約書に同意します] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。インストーラーが Lync Server 2010 コア コンポーネントをインストールします。
Lync Server 管理シェルを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server 管理シェル] の順にクリックします。
次のコマンドレットを実行します。
Install-CsAdServerSchema [-Ldf <directory where the .ldf file is located>]
Ldf パラメーターを指定しない場合、既定値は、レジストリから読み取る Microsoft Lync Server 2010 のインストール パスです。
次に例を示します。
Install-CsAdServerSchema -Ldf "C:\Program Files\Microsoft Lync Server 2010\Deployment\Setup"
次のコマンドレットを使用し、スキーマの準備が完了したことを確認します。
Get-CsAdServerSchema
スキーマの準備が正常に完了した場合、このコマンドレットは SCHEMA_VERSION_STATE_CURRENT の値を返します。
Active Directory レプリケーションが完了するのを待機するか、レプリケーションを強制的に実行します。
次の手順に従って、スキーマの変更が他のすべてのドメイン コントローラーにレプリケートされたことを手動で確認します。
スキーマのレプリケーションを手動で確認するには
Enterprise Admins グループのメンバーとしてドメイン コントローラーにログオンします。
[スタート] をクリックして [管理ツール] をクリックし、[ADSI エディター] をクリックして ADSI エディターを開きます。
ヒント: または、コマンド ラインから adsiedit.msc を実行することもできます。 Microsoft 管理コンソール (MMC) ツリーで、まだ選択されていない場合には [ADSI エディター] をクリックします。
[アクション] メニューで、[接続] をクリックします。
[接続の設定] ダイアログ ボックスの [既知の名前付けコンテキストを選択する] で、[スキーマ] を選択して [OK] をクリックします。
スキーマ コンテナーで、CN=ms-RTC-SIP-SchemaVersion を検索します。このオブジェクトが存在し、rangeUpper 属性の値が 1100 で、rangeLower 属性の値が 14 の場合、スキーマは正しく更新され、レプリケートされています。このオブジェクトが存在しないか、rangeUpper および rangeLower 属性の値が指定された値と異なる場合、スキーマは変更されていないか、レプリケートされていません。