Remove-CsCallParkOrbit
トピックの最終更新日: 2012-03-26
特定の通話保留オービット範囲を削除します。
構文
Remove-CsCallParkOrbit -Identity <XdsGlobalRelativeIdentity> [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-Force <SwitchParameter>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
解説
Remove-CsCallParkOrbit コマンドレットは、Identity パラメーター (このパラメーターは必須です) に渡された名前を持つ、通話保留オービット範囲を削除します。組織内の各通話保留オービットには、一意の番号範囲が設定されている必要があります。通話保留オービットを削除すると、その通話保留オービットの番号範囲が解放されます。解放された番号は、新しく定義する通話保留オービットで使用できるようになります。
このコマンドレットを実行できるユーザー:既定では、次のグループのメンバーが Remove-CsCallParkOrbit コマンドレットをローカルで実行することを承認されています。RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。
Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "Remove-CsCallParkOrbit"}
パラメーター
| パラメーター | 必須かどうか | 型 | 説明 |
|---|---|---|---|
Identity |
必須 |
文字列 |
通話保留オービット範囲の名前。この名前は、通話保留オービット範囲を定義する際に管理者によって割り当てられたものです。 |
Force |
省略可能 |
SwitchParameter |
変更を行う前に表示されるように設定されているすべての確認メッセージを表示しないようにします。 |
WhatIf |
省略可能 |
SwitchParameter |
実際にコマンドを実行せずに、コマンドの実行結果がわかります。 |
Confirm |
省略可能 |
SwitchParameter |
コマンドの実行前に確認メッセージを表示します。 |
入力の種類
Microsoft.Rtc.Management.Voice.Helpers.DisplayCallParkOrbit オブジェクト。通話保留オービット オブジェクトのパイプライン処理された入力を受け入れます。
戻り値の種類
このコマンドレットには戻り値はありません。Microsoft.Rtc.Management.Voice.Helpers.DisplayCallParkOrbit 型のオブジェクトが削除されます。
例
-------------------------- 例 1 --------------------------
Remove-CsCallParkOrbit -Identity "Redmond CPO 1"
この例では、Remove-CsCallParkOrbit を使用して、Redmond CPO 1 という名前の通話保留オービット範囲を削除します。
-------------------------- 例 2 --------------------------
Get-CsCallParkOrbit | Remove-CsCallParkOrbit
この例のコマンドは、組織で定義されていたすべての通話保留オービット範囲を削除します。最初に、Get-CsCallParkOrbit コマンドレットを、パラメーターを指定せずに呼び出して、定義済みのすべての通話保留オービット範囲を取得します。次に、通話保留オービット範囲のコレクションを Remove-CsCallParkOrbit コマンドレットにパイプ処理します。これにより、各通話保留オービットが削除されます。
-------------------------- 例 3 --------------------------
Get-CsCallParkOrbit -Filter *Redmond* | Remove-CsCallParkOrbit
このコマンドでは、"Redmond 501"、"CP Redmond 1"、"ARedmond" など、Identity に "Redmond" という文字列を含むすべての通話保留オービット範囲を削除します。このコマンドでは最初に、Get-CsCallParkOrbit を Filter パラメーターを指定して呼び出し、文字列 Redmond を含む Identity の通話保留オービット範囲をすべて取得します。このコレクションは Remove-CsCallParkOrbit にパイプ処理され、これにより、コレクションの内容がすべて削除されます。