Set-CsMonitoringServer
トピックの最終更新日: 2012-03-25
監視サーバー データベースおよびレポート パックの新しい場所を構成できます。
構文
Set-CsMonitoringServer [-Identity <XdsGlobalRelativeIdentity>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-Force <SwitchParameter>] [-MonitoringDatabase <String>] [-ReportingUrl <String>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
解説
監視サーバー には、2 つの重要な機能があります。1 つは、組織でエンタープライズ VoIP を使用する方法とその頻度に関する情報を保持する機能です。この情報は、通話詳細記録 (CDR) を使用して追跡されます。CDR には、発信者、通話の相手、および通話時間などが記録されます(実際の会話自体は録音されません。)さらに、監視サーバー を使用して、エンタープライズ VoIP 通話の QoE (Quality of Experience) データの記録を残すこともできます。QoE データは、その名前が示すように、パケット損失、通話劣化、ネットワーク ビットレート、ジッターなどの項目を測定したもので、通話品質についての情報を提供します。
監視サーバー をインストールする場合は、CDR および QoE データを格納する SQL Server データベースの場所を指定する必要があります。必要に応じて、SQL Server Reporting Services と 監視サーバー レポート パックをインストールすることもできます。これら 2 つの項目により、標準の監視レポートを生成する Web サイトにアクセスできます。
通常、監視サーバー をインストールして構成した後は、バックエンド データベースやレポート URL の場所を変更する必要はありません。ただし、これらの項目の 1 つ (または両方) の場所の変更が必要な場合は、Set-CsMonitoringServer コマンドレットを実行して変更できます。
このコマンドレットを実行できるメンバー。既定では、次のグループのメンバーが、Set-CsMonitoringServer コマンドレットをローカル実行を承認されています。RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。
Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "Set-CsMonitoringServer"}
パラメーター
パラメーター | 必須 | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
Identity |
省略可能 |
Xds Identity |
変更する監視サーバーのサービスの場所。次に例を示します。-Identity "MonitoringServer:atl-cs-001.litwareinc.com"。すべての監視サーバーの ID を取得するには、次のコマンドを使用します。 Get-CsService –MonitoringServer | Select-Object Identity。 監視サーバー を指定するときに、プレフィックス "MonitoringServer:" を省略できることに注意してください。次に例を示します。-Identity "atl-cs-001.litwareinc.com"。 |
MonitoringDatabase |
省略可能 |
文字列 |
新しい 監視サーバー データベースのサービスの場所。次に例を示します。-MonitoringDatabase "MonitoringDatabase:atl-sql-001.litwareinc.com"。SQL Server のパス名ではなく、必ずデータベース ストアのサービスの場所を使用してください。 |
ReportingUrl |
省略可能 |
文字列 |
監視サーバー レポートの URL。SQL Server Reporting Service と 監視サーバー レポート パックをインストールしていない場合は、これらのレポートを使用することはできません。 |
Force |
省略可能 |
スイッチ パラメーター |
コマンド実行中に発生する可能性のある、致命的ではないすべてのエラー メッセージを表示しないようにします。 |
WhatIf |
省略可能 |
スイッチ パラメーター |
実際にコマンドを実行せずに、コマンドの実行結果がわかります。 |
Confirm |
省略可能 |
スイッチ パラメーター |
コマンドの実行前に確認メッセージを表示します。 |
入力の種類
なし。Set-CsMonitoringServer は、パイプ処理された入力を受け入れません。
戻り値の種類
Set-CsMonitoringServer は、オブジェクトや値を戻しません。代わりに、このコマンドレットは、Microsoft.Rtc.Management.Xds.DisplayMonitoringServer オブジェクトの既存のインスタンスを変更します。
例
-------------------------- 例 1 ------------------------
Set-CsMonitoringServer -Identity "MonitoringServer:atl-cs-001.litwareinc.com" -ReportingUrl "https://atl-cs-001.litwareinc.com/reports"
例 1 のコマンドを実行すると、監視サーバー レポート パックの新しい URL が構成されます。