アクティブな Compliance Server の無効化

 

トピックの最終更新日: 2011-07-13

バックアップとして使用するスタンバイ Compliance Server をインストールするか、既存のバックアップ Compliance Server に切り替えるには、まず、既存のアクティブ Compliance Server を無効にする必要があります。

アクティブ Compliance Server を無効にするには

1. Microsoft Lync Server 2010、グループ チャット チャネル サーバーと検索サーバーをすべて無効にします。ただし、Compliance Server は実行したままにしておきます。

2. 次の操作を行って、コンプライアンス データの処理がすべて完了していることを手動で確認します。

   • データの処理と削除が完了していることを確認します。Compliance Server によるデータの処理は、インストール時に構成する会話時間の間に行われます。また、データは 15 分ごとに削除されます。インストール オプションに基づいて、データの処理と削除の両方のタスクを実行するのに十分な時間を Compliance Server に設定します。

   • Compliance Server で、メッセージ キュー管理コンソールを開きます。ocs_groupchat の専用キューの [キュー メッセージ] フォルダーが空であることを確認します。これ以上作成される出力がなく、メッセージの処理がすべて完了すると、このキューは空になります。

   • 各チャネル サーバーで、メッセージ キュー管理コンソールを開きます。現在のアクティブ Compliance Server のリモートの発信キューの [キュー メッセージ] フォルダーは空である必要があります。これらのキューは、DIRECT=OS:compliance-server-fqdn\private$\ocs_groupchat というラベルで識別されます。

   • データの処理と削除が終了したら、データベースを調べます。tblComplianceData テーブルには、最新の会話時間からのデータのみが含まれている必要があります。それより前の会話時間からのデータはすべて削除されている必要があります。

   • コンプライアンス XML 出力ファイルを調べることで、最新の会話時間からのデータが正常に処理されたことを確認します。タイムスタンプが最新の出力ファイルは、tblComplianceData 内の最新の会話時間からのデータに対応する必要があります。

3. Compliance Server をオフにします。

4. 次の操作を行って、コンプライアンス データベースをクリーンアップします。

   • データベース内の次のコンプライアンス データ テーブルをバックアップします: tblComplianceData、tblComplianceParticipant、および tblLastComplianceID。

   • tblComplianceData、tblComplianceParticipant、および tblLastComplianceID からすべての行を削除します。

5. 次の操作を行って、Microsoft Lync Server 2010、グループ チャット データベース内の serverType 値をマスクすることで、アクティブ Compliance Server を無効にします。

   • Microsoft Lync 2010 グループ チャット データベースで、tblServerIdentity から、serverType 値が 4、serverAddress 値が無効にするサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) と一致する行を見つけます。プール内でアクティブにできる Compliance Server は 1 つだけなので、serverType 値が 4 の行が複数存在してはなりません。

   • この行を更新して、新しい serverType 値を 104 に設定します。ここで使用する値は重要ではなく、わかりやすい値であれば十分です。下一桁が 4 の数字を使用すると、tblServerIdentity テーブル内の未使用の行を見分けやすくなります。