New-CsMediaConfiguration
トピックの最終更新日: 2012-03-26
メディア設定の新しいコレクションを作成します。これらの設定は、暗号化のサポート レベルやビデオの最高解像度などの指定に使用できます。
構文
New-CsMediaConfiguration -Identity <XdsIdentity> [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-EnableQoS <$true | $false>] [-EnableSiren <$true | $false>] [-EncryptionLevel <SupportEncryption | RequireEncryption | DoNotSupportEncryption>] [-Force <SwitchParameter>] [-InMemory <SwitchParameter>] [-MaxVideoRateAllowed <CIF250K | VGA600K | Hd720p15M>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
解説
このコマンドレットを実行すると、特定のメディア アクションの動作を定義する設定の新しいコレクションが作成されます。
このコマンドレットを実行できるユーザー:既定では、次のグループのメンバーが、New-CsMediaConfiguration コマンドレットのローカル実行を承認されています。RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。
Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "New-CsMediaConfiguration"}
パラメーター
パラメーター | 必須かどうか | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
Identity |
必須 |
XdsIdentity |
この構成を適用するスコープ (サイトまたはサービス) を指定する一意の識別子。サイト スコープでの構成は、site:Redmond のように、site:<サイト名> と入力します。サービスは、MediationServer:pool0.litwareinc.com のように、<サーバーの役割>:<fqdn> と入力します。グローバル スコープのメディア構成は常に存在し、削除できないため、新しいグローバル構成を作成することはできません。 サービス スコープで作成されるメディア構成は、音声ビデオ会議サービス、仲介サーバー、およびアプリケーション サーバーに対してのみ作成できます。 |
EnableQoS |
省略可能 |
ブール値 |
QoS によって、ネットワーク上の音声信号の品質を監視します。 既定値は次のとおりです。False |
EnableSiren |
省略可能 |
ブール値 |
既定では、仲介サーバーは、自身と他のMicrosoft Lync 2010 クライアントとの間で、通話に使用される可能性のあるコーデックとして Siren をネゴシエートしません。この設定が True の場合、Siren が仲介サーバーと他のLync 2010 クライアント間で使用される可能性のあるコーデックとして含められます。 既定値は次のとおりです。False |
EncryptionLevel |
省略可能 |
EncryptionLevel |
統合コミュニケーション エンティティ間の暗号レベル。 有効な値は次のとおりです。 SupportEncryption - ネゴシエート可能な場合、セキュア リアルタイム転送プロトコル (SRTP) が使用されます。 RequireEncryption - SRTP をネゴシエートする必要があります。 DoNotSupportEncryption - SRTP は使用できません。 既定値は次のとおりです。RequireEncryption |
MaxVideoRateAllowed |
省略可能 |
MaxVideoRateAllowed |
クライアント エンドポイントでのビデオ信号転送の最高速度です。 有効な値は次のとおりです。Hd720p15M、VGA600K、CIF250K Hd720p15M - 解像度が 1280 x 720、縦横比が 16:9 の高解像度です。 VGA600K - 解像度が 640 x 480、25 fps、縦横比が 4:3 の VGA です。 CIF250K - 15 fps で解像度が 352 x 288 の Common Intermediate Format (CIF) ビデオ形式です。 これらの値では、大文字と小文字は区別されません。構成の作成時に、値が適切な文字種に変換されます。 既定値は次のとおりです。VGA600K |
Force |
省略可能 |
SwitchParameter |
変更を行う前に表示されるように設定されているすべての確認メッセージを表示しないようにします。 |
InMemory |
省略可能 |
SwitchParameter |
永続的な変更としてオブジェクトをコミットせずに、オブジェクト参照を作成します。このパラメーターを指定して呼び出したコマンドレットの出力を変数に割り当てる場合、オブジェクト参照のプロパティを変更し、コマンドレットに対応する Set- コマンドレットを呼び出してそれらの変更をコミットできます。 |
WhatIf |
省略可能 |
SwitchParameter |
実際にコマンドを実行せずに、コマンドの実行結果がわかります。 |
Confirm |
省略可能 |
SwitchParameter |
コマンドの実行前に確認メッセージを表示します。 |
入力の種類
なし。
戻り値の種類
Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Settings.Media.MediaSettings 型のオブジェクトを作成します。
例
-------------------------- 例 1 --------------------------
New-CsMediaConfiguration -Identity site:Redmond1 -EncryptionLevel RequireEncryption
例 1 では、New-CsMediaConfiguration を使用して site:Redmond1 という ID を持つ新しいメディア構成を作成します。この新しい構成では、マルチメディア会話の際に双方で暗号化を使用する必要があります。EncryptionLevel パラメーターを追加し、このパラメーター値を RequireEncryption に設定すると、この要件が設定されます。
-------------------------- 例 2 --------------------------
New-CsMediaConfiguration -Identity MediationServer:pool0.litwareinc.com -EnableSiren $True
この例では、New-CsMediaConfiguration を使用して、MediationServer:pool0.litwareinc.com という ID を持つ新しいメディア構成を作成します。この新しい構成では、EnableSiren 値が True となるため、この 仲介サーバー が関連する通話に Siren が有効になります。