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DNS

 

トピックの最終更新日: 2011-03-02

このテスト トポロジでは、スプリットブレイン DNS 構成を使用しました。つまり、親 DNS の名前空間は contoso.com ですが、内部および外部ユーザー用の解決レコードは別に管理されていました。この構成により、特定の Lync Server サービスについて単一の URL をアドバタイズしながら、内部および外部ユーザーがそれらのサービスにアクセスするための独立したサーバーとルートを維持できます。

DNS および DNS 負荷分散は、マイクロソフトのベスト プラクティスに従って展開されました。詳細については、「計画」のドキュメントの「フロントエンド プールの DNS 要件」、「自動クライアント サインインの DNS 要件」、「DNS 要件の確認」、および「DNS 負荷分散」を参照してください。

Windows DNS は、Lync Server サービスに必要な DNS の役割をすべて果たすことができます。しかし、この例では、よりきめ細かいサイト認識と負荷分散のために F5 Global Traffic Manager (GTM) を使用しました。

Windows DNS は、内部および外部の両方のユーザー解決で、contoso.com に対して権限がありました。グローバルな負荷分散を必要とするサービス名 (HTTPS 要求用の pool1 など) は GTM に委任して、Windows DNS で contoso.com 名前空間全体の所有権を維持しながら、GTM でも必要なものの負荷分散ができるようにしました。この例では、GTM を使用して HTTPS アクセス用の解決レコードを管理しましたが、この手法を拡張して他のサービスのレコードも対象にすることができます。

次に示すのは、テストで使用した内部および外部 DNS サーバーの構成スナップショットの一覧です。

外部 Windows DNS

  • Windows DNS を使用し、Windows DNS は contoso.com ゾーンに対して権限があります。

  • ap.contoso.com は、アクセス エッジ サービスの外部ネットワーク インターフェイスを参照します。

  • webconf.contoso.com は、Web 会議エッジ サービスの外部ネットワーク インターフェイスを参照します。

  • avedge.contoso.com は、音声ビデオ エッジ サービスの外部ネットワーク インターフェイスを参照します。

  • wip.contoso.com ゾーンは、グローバル サーバー ロード バランサー システム (この例では F5 GTM) に委任されます。

  • proxy.contoso.com は、proxy.wip.contoso.com に CNAME され、GTM に解決と負荷分散の役割を与えます。

  • proxy.wip.contoso.com は、ユーザーを HTTP リバース プロキシに負荷分散するように GTM 上で構成されます。

内部 Windows DNS

  • Windows DNS を使用し、Windows DNS は contoso.com ゾーンに対して権限があります。

  • wip.contoso.com ゾーンは、グローバル サーバー ロード バランサー システム (この例では F5 GTM) に委任されます。

  • webpool1.contoso.com は、webpool1.wip.contoso.com に CNAME され、GTM に解決と負荷分散の役割を与えます。

  • webpool1.wip.contoso.com は、ユーザーをロード バランサーのフロント エンド仮想 IP (VIP) に負荷分散するように GTM 上で構成されます。