クライアントの問題のトラブルシューティング
トピックの最終更新日: 2011-03-02
Microsoft Lync 2010 ログ ファイルの Communicator-uccapi-0.uccapilog を使用して、クライアントの問題のトラブルシューティングを行うことができます。
ファイルは <ドライブ>:\Users\%User%\Tracing の下にあります。
問題: SIP 対応の連絡先オブジェクトでサインインできない
SIP 対応の連絡先オブジェクトでサインインできない場合は、次の手順を実行して問題を解決してください。
クライアント ログに 401 エラーが記録されていないかどうかを確認します。記録されている場合は、認証に問題がある可能性があります。
LDP.exe を使用して連絡先オブジェクトをチェックし、すべての SIP 属性が設定されていること、および msRTCSIP-OriginatorSid がすべての連絡先オブジェクトに設定されていることを確認します。設定されていないと認証に失敗します。
連絡先が正しく作成されていない場合は、ID ライフサイクル管理のサーバー ログを確認します。
必要に応じて、Lcssync のログ出力レベルを 3 に設定します。詳細については、「Lync Server Sync ツールのインストール」を参照してください。連絡先を再同期して、連絡先オブジェクトが作成されていない理由を確認します。
元のユーザー フォレストの資格情報 (ユーザー名とパスワード) が使用されていることを確認します。たとえば、中央フォレストが Contoso ドメインにあり、ユーザー オブジェクトが Northwind Traders ドメインから Contoso に連絡先オブジェクトとしてレプリケートされている場合は、Northwind Traders の資格情報を使用してドメインにサインインする必要があります。
フォレスト間の信頼関係を確認します。中央フォレストでは、ユーザー フォレストから受け取る資格情報を信頼する必要があります。
クライアントで 404 エラーが発生している場合は、レプリケーションに問題があります。
連絡先オブジェクトが間違いなく SIP 対応であること、および Lync Server 2010 データベースに存在することを確認します。
Lync Server 2010 リソース キットにある Dbanalyze.exe を使用して、そのユーザーのユーザー レポートを取得します。ユーザーがデータベースに存在することを確認します。
Lync Server のログで、リアルタイム通信 (RTC) ユーザー レプリケーターのエラーや警告が記録されていないかどうかを確認します。