Mobility Service と自動検出サービスのインストール
トピックの最終更新日: 2012-01-12
Lync Server 2010 の累積した更新プログラム: 2011 年 11 月をインストールし、ポートを設定した後で、新しい Microsoft Lync Server 2010 Mobility Service および Microsoft Lync Server 2010 自動検出サービスをインストールする必要があります。
重要: |
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Mobility Service と自動検出サービスをインストールする前に、モビリティに対して有効にするプールのポートを設定する必要があります。ポートを事前に設定しなかった場合、Mobility Service はインストールされません。 |
Mobility Service は、モバイル デバイスでのプレゼンス、インスタント メッセージング (IM)、連絡先、およびダイヤルアウト会議をサポートしています。また、サポートされているモバイル デバイスでの同一番号接続 (勤務先電話番号にダイヤルされた電話をモバイル デバイスで受ける)、[勤務先から通話] (勤務先 ID を使用してモバイル デバイスから電話をかける)、ボイス メール、不在着信などのエンタープライズ VoIP 機能をサポートしています。
自動検出サービスにより、ユーザーは、モバイル デバイスの設定に URL を手動で入力しなくても、モバイル デバイスを使用してネットワークの場所に関係なく、Web サービスの URL などのリソースを見つけることができます。
モビリティ機能を提供するすべての Lync Server プールにある各フロントエンド サーバーと各ディレクターでインストーラーを実行する必要があります。Mobility Service はフロントエンド サーバーにインストールされ、自動検出サービスはフロントエンド サーバーとディレクターにインストールされます。
最新のインストール パッケージは、Microsoft ダウンロード センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=230577&clcid=0x411) からダウンロードできます。
既定の構成では、Mobility Service トラフィックが外部サイトを通過できるようになっています。ただし、Mobility Service トラフィックを企業の内部ネットワークに制限できます。トラフィックを企業の内部ネットワークに制限すると、ユーザーは企業ネットワークの外部からモビリティ サービスにアクセスできません。
注: |
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モビリティ トラフィックを内部ネットワークに制限するときは、ロード バランサー機器で Cookie ベースの永続性に合わせて内部 Web サービスの仮想 IP (VIP) を構成する必要があります。詳細については、「負荷分散の要件」を参照してください。 |
インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.0 を使用する場合、一部の ASP.NET 設定を変更するために追加の手順を実行する必要があります。IIS 7.5 を使用する場合、これらの設定は自動的に変更されます。
Mobility Service をインストールするには、インターネット インフォメーション サービス (IIS) の動的なコンテンツの圧縮モジュールがインストールされている必要があります。このモジュールを展開にまだインストールしていない場合は、McxStandalone.msi を実行する前にインストールします。
注: |
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動的なコンテンツの圧縮モジュールは、自動検出サービスには必要ありません。自動検出サービスだけがインストールされるディレクターにこのモジュールをインストールする必要はありません。 |
IIS モジュールをインストールするには
CsAdministrator グループのメンバーであるユーザーとしてコンピューターにログオンします。
Lync Server 管理シェルを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server 管理シェル] の順にクリックします。
Windows Server 2008 R2 の場合、コマンド ラインで、次のように入力します。
Import-Module ServerManager Add-WindowsFeature Web-Server, Web-Dyn-Compression
Windows Server 2008 の場合、コマンド ラインで、次のように入力します。
ServerManagerCMD.exe -Install Web-Dyn-Compression
IIS 7.0 の ASP.NET 設定を変更するには
ローカル管理者としてサーバーにログオンします。
メモ帳などのテキスト エディターを使用して、C:\Windows\System32\inetsrv\config\applicationHost.config に格納されている applicationHost.config ファイルを開きます。
次の行を検索します。
<Add name="CSExtMcxAppPool"
行の末尾の終わり山かっこ (>) の前に、次のように入力します。
CLRConfigFile="C:\Program Files\Microsoft Lync Server 2010\Web Components\Mcx\Ext\Aspnet_mcx.config"
次の行を検索します。
<Add name="CSIntMcxAppPool"
行の末尾の終わり山かっこ (>) の前に、次のように入力します。
CLRConfigFile="C:\Program Files\Microsoft Lync Server 2010\Web Components\Mcx\Int\Aspnet_mcx.config"
Mobility Service と自動検出サービスをインストールするには
CsAdministrator グループのメンバーであるユーザーとしてコンピューターにログオンします。
Microsoft ダウンロード センターから最新のインストール パッケージをダウンロードしてハードディスクに抽出します。
McxStandalone.msi を C:\ProgramData\Microsoft\Lync Server\Deployment\cache\4.0.7577.0\setup にコピーします。
Lync Server 管理シェルを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server 管理シェル] の順にクリックします。
C:\Program Files\Microsoft Lync Server 2010\Deployment\Bootstrapper.exe を実行します。
モビリティ サービスを内部の企業ネットワークに制限する場合、コマンド ラインで、次のように入力します。
Set-CsMcxConfiguration -ExposedWebUrl Internal