Visual Basic 6.0 を使用して Excel ブックからマクロの名前を取得する方法

[アーティクル]
06/20/2023
適用対象:

Microsoft Excel

概要

この記事では、Visual Basic 6.0 を使用して Excel ブックからマクロの名前を取得する方法について説明します。

要件

次の項目では、推奨されるハードウェア、ソフトウェア、ネットワークインフラストラクチャ、スキルと知識、必要なサービスパックについて説明します。

Excel 2000、Excel 2002、Office Excel 2003、または Office Excel 2007
Excel マクロ
Visual Basic for Applications

2 つのマクロを含む Excel ブックを作成する

Excel を起動します。新しい空のブックが作成されます。
Alt キーを押しながら F11 キーを押して、Visual Basic エディターを起動します。
Project Explorer で ThisWorkbook をダブルクリックして、コードエディターを起動します。

次のコードをコードエディターに 2 つの単純なマクロに貼り付けます。

Option Explicit

Sub Macro_A()
    MsgBox "This is Macro A"
End Sub

Sub Macro_B()
    MsgBox "This is Macro B"
End Sub

Visual Basic エディターを閉じて、スプレッドシートビューに戻ります。
Excel 2003 以前のバージョンの Excel では、ブックをC:\Abc.xlsとして保存します。

Excel 2007 で、C:\Abc.xlsm という名前のマクロ対応ブックとしてブックを保存します。
ブックを閉じて Excel を終了します。

ブック内のマクロを一覧表示する Visual Basic アプリケーションを作成する

Visual Basic 6.0 で、新しい Standard EXE プロジェクトを作成します。
[ プロジェクト ] メニューの [ 参照] をクリックします。 [ 参照 ] ダイアログボックスで、次の参照を選択します。
- Microsoft Visual Basic for Applications機能拡張 5.3
- Microsoft Excel 2000 の場合: Microsoft Excel 9.0 オブジェクトライブラリ
- Microsoft Excel 2002 の場合: Microsoft Excel 10.0 オブジェクトライブラリ
- Microsoft Office Excel 2003 の場合: Microsoft Excel 11.0 オブジェクトライブラリ
- Microsoft Office Excel 2007 の場合: Microsoft Excel 12.0 オブジェクトライブラリ
[OK] をクリックします。
フォームにボタンを追加します。このボタンには、既定の名前 Command1 があります。
フォームにリストボックスを追加します。リストボックスには既定の名前 List1 があります。

ボタンのクリックイベントハンドラープロシージャを定義します。この手順では、次のコードを使用して、C:\Abc.xlsで定義されているマクロに関する情報を表示します。

Private Sub Command1_Click()
    ' Declare variables to access the Excel workbook.
    Dim objXLApp As Excel.Application
    Dim objXLWorkbooks As Excel.Workbooks
    Dim objXLABC As Excel.Workbook

' Declare variables to access the macros in the workbook.
    Dim objProject As VBIDE.VBProject
    Dim objComponent As VBIDE.VBComponent
    Dim objCode As VBIDE.CodeModule

' Declare other miscellaneous variables.
    Dim iLine As Integer
    Dim sProcName As String
    Dim pk As vbext_ProcKind

' Open Excel, and open the workbook.
    Set objXLApp = New Excel.Application
    Set objXLWorkbooks = objXLApp.Workbooks    
    Set objXLABC = objXLWorkbooks.Open("C:\ABC.XLS")

' Empty the list box.
    List1.Clear

' Get the project details in the workbook.
    Set objProject = objXLABC.VBProject

' Iterate through each component in the project.
    For Each objComponent In objProject.VBComponents

' Find the code module for the project.
        Set objCode = objComponent.CodeModule

' Scan through the code module, looking for procedures.
        iLine = 1
        Do While iLine < objCode.CountOfLines
            sProcName = objCode.ProcOfLine(iLine, pk)
            If sProcName <> "" Then
                ' Found a procedure. Display its details, and then skip 
                ' to the end of the procedure.
                List1.AddItem objComponent.Name & vbTab & sProcName
                iLine = iLine + objCode.ProcCountLines(sProcName, pk)
            Else
                ' This line has no procedure, so go to the next line.
                iLine = iLine + 1
            End If
        Loop
        Set objCode = Nothing
        Set objComponent = Nothing
    Next

Set objProject = Nothing

' Clean up and exit.
    objXLABC.Close
    objXLApp.Quit
End Sub

サンプルをテストする

アプリケーションをビルドして実行します。
コマンドボタンをクリックします。このリストボックスには、すべてのマクロの名前と、それらを含むブックが表示されます。ThisWorkbook Macro_A ThisWorkbook Macro_B

トラブルシューティング

Excel 2002、Excel 2003、Excel 2007 のセキュリティの強化により、Excel 2002、Excel 2003、または Excel 2007 を使用すると、Visual Basic プログラムから次のエラーメッセージが表示される場合があります。Visual Basic Project へのプログラムによるアクセスは信頼できません。

この問題とその解決方法の詳細については、次の記事番号をクリックして、Microsoft サポート技術情報の記事を参照してください。

282830 PRB: Office XP VBA プロジェクトへのプログラムによるアクセスが拒否される

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概要

要件

2 つのマクロを含む Excel ブックを作成する

ブック内のマクロを一覧表示する Visual Basic アプリケーションを作成する

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