is (C# リファレンス)
オブジェクトと、指定した型との間に互換性があるかどうかをチェックします。 たとえば、次のコードでは、オブジェクトが MyObject 型のインスタンスか、または MyObject から派生した型か判定できます。
if (obj is MyObject)
{
}
is 式は、指定した式が null 以外であり、指定したオブジェクトを指定した型に例外がスローされることなくキャストできる場合に、true と評価されます。
式が常に true または false であることがわかっている場合に is キーワードを使用すると、コンパイル時に警告が出力されますが、通常は、実行時の型の互換性が評価されます。
is 演算子はオーバーロードできません。
is 演算子では、参照変換、ボックス化変換、またはボックス化解除変換だけが考慮されます。 ユーザー定義変換など、他の変換は考慮されません。
匿名メソッドは、is 演算子の左辺では使用できません。 ラムダ式はその例外です。
使用例
class Class1 {}
class Class2 {}
class Class3 : Class2 { }
class IsTest
{
static void Test(object o)
{
Class1 a;
Class2 b;
if (o is Class1)
{
Console.WriteLine("o is Class1");
a = (Class1)o;
// Do something with "a."
}
else if (o is Class2)
{
Console.WriteLine("o is Class2");
b = (Class2)o;
// Do something with "b."
}
else
{
Console.WriteLine("o is neither Class1 nor Class2.");
}
}
static void Main()
{
Class1 c1 = new Class1();
Class2 c2 = new Class2();
Class3 c3 = new Class3();
Test(c1);
Test(c2);
Test(c3);
Test("a string");
}
}
/*
Output:
o is Class1
o is Class2
o is Class2
o is neither Class1 nor Class2.
*/
C# 言語仕様
詳細については、「C# 言語仕様」を参照してください。言語仕様は、C# の構文と使用法に関する信頼性のある情報源です。