Showplan Text イベント クラス
Showplan Text イベント クラスは、Microsoft SQL Serverが SQL ステートメントを実行するときに発生します。 含まれる情報は、Showplan All、Showplan XML Statistics Profile、または Showplan XML イベント クラスで利用できる情報のサブセットです。
Showplan Text イベント クラスをトレースに含めると、オーバーヘッドの量によって、パフォーマンスが著しく低下します。 これを最小限に抑えるには、特定の問題を短い期間監視するトレース以外に、このイベント クラスを使用しないようにします。 Showplan Text のオーバーヘッドは、他の Showplan イベント クラスのオーバーヘッドよりは多くありません。
Showplan Text イベント クラスをトレースに含めるときは、BinaryData データ列を選択する必要があります。 このデータ列を選択しないと、このイベント クラスの情報がトレースに表示されません。
Showplan Text イベント クラスのデータ列
データ列名 | データ型 | 説明 | 列 ID | フィルターの適用 |
---|---|---|---|---|
ApplicationName | nvarchar |
SQL Serverのインスタンスへの接続を作成したクライアント アプリケーションの名前。 この列には、プログラムの表示名ではなく、アプリケーションによって渡された値が格納されます。 | 10 | はい |
BinaryData | image |
Showplan Text の推定コスト。 | 2 | いいえ |
ClientProcessID | int |
クライアント アプリケーションが実行されているプロセスに対し、ホスト コンピューターが割り当てた ID。 クライアントでクライアント プロセス ID が指定されると、このデータ列が作成されます。 | 9 | はい |
DatabaseID | int |
USE database ステートメントで指定されたデータベースの ID、または特定のインスタンスについて USE database ステートメントが実行されていない場合は既定のデータベースの ID となります。 SQL Server プロファイラー では、ServerName データ列がトレースにキャプチャされ、そのサーバーが利用可能な場合、データベースの名前が表示されます。 データベースに対応する値は、DB_ID 関数を使用して特定します。 | 3 | はい |
DatabaseName | nvarchar |
ユーザーのステートメントが実行されているデータベースの名前。 | 35 | はい |
Event Class | int |
イベントの種類 = 96。 | 27 | いいえ |
EventSequence | int |
要求内の特定のイベントのシーケンス。 | 51 | いいえ |
HostName | nvarchar |
クライアントが実行されているコンピューターの名前。 このデータ列には、クライアントがホスト名を指定している場合にデータが格納されます。 ホスト名を指定するには、HOST_NAME 関数を使用します。 | 8 | はい |
Integer Data | integer |
返される行数の推定値。 | 25 | はい |
IsSystem | int |
イベントがシステム プロセスとユーザー プロセスのどちらで発生したか。 1 はシステム、0 はユーザーです。 | 60 | はい |
LineNumber | int |
エラーを含む行番号を表示します。 | 5 | はい |
Login SID | bitmap |
ログイン ユーザーのセキュリティ ID 番号 (SID)。 この情報は、sys.server_principals カタログ ビューで参照できます。 各 SID はサーバーのログインごとに一意です。 | 41 | いいえ |
LoginName | nvarchar |
ユーザーのログイン名 ( SQL Server セキュリティ ログインまたは DOMAIN\username という形式の Microsoft Windows ログイン資格情報)。 | 11 | はい |
NestLevel | int |
@@NESTLEVEL から返されるデータを表す整数。 | 29 | はい |
NTDomainName | nvarchar |
ユーザーが所属する Windows ドメイン。 | 7 | はい |
ObjectID | int |
システムによって割り当てられたオブジェクト ID。 | 22 | はい |
ObjectName | nvarchar |
参照されているオブジェクトの名前。 | 34 | はい |
ObjectType | int |
イベントに関係するオブジェクトの種類を表す値。 この値は sys.objects の type 列に対応します。 値については、「 ObjectType トレース イベント列」を参照してください。 | 28 | はい |
RequestID | int |
フルテキスト クエリを開始した要求 ID。 | 49 | はい |
ServerName | nvarchar |
トレースされている SQL Server のインスタンスの名前。 | 26 | いいえ |
SessionLoginName | nvarchar |
セッションを開始したユーザーのログイン名。 たとえば、Login1 を使用して SQL Server に接続し、Login2 でステートメントを実行すると、SessionLoginName には Login1 が表示され、LoginName には Login2 が表示されます。 この列には、 SQL Server ログインと Windows ログインの両方が表示されます。 | 64 | はい |
SPID | int |
イベントが発生したセッションの ID。 | 12 | はい |
StartTime | datetime |
イベントの開始時刻 (取得できた場合)。 | 14 | はい |
TransactionID | bigint |
システムによって割り当てられたトランザクション ID。 | 4 | はい |
XactSequence | bigint |
現在のトランザクションを説明するトークン。 | 50 | はい |
参照
拡張イベント
sp_trace_setevent (Transact-SQL)
プラン表示の論理操作と物理操作のリファレンス
Showplan All イベント クラス
Showplan XML Statistics Profile イベント クラス
Showplan XML イベント クラス