トランザクション レプリケーション用にデータベースを有効にする場合は、ディストリビューション データベースに配信する前にすべてのトランザクションをバックアップする必要があることを指定できます。 ディストリビューターに伝達されたトランザクションがバックアップされるまでパブリケーション データベースのトランザクション ログが切り捨てられないように、ディストリビューション データベースで調整されたバックアップを有効にすることもできます。 詳細については、「 スナップショット レプリケーションおよびトランザクション レプリケーションのバックアップと復元の方式」を参照してください。
トランザクション レプリケーションでパブリッシュされたデータベースに対して調整されたバックアップを有効にするには
パブリッシャーで、 DATABASEPROPERTYEX (Transact-SQL) 関数を使用して、パブリケーション データベースの IsSyncWithBackup プロパティを取得します。 関数が 1 を返す場合、パブリッシュされたデータベースに対して調整されたバックアップが既に有効になっています。
手順 1 の関数が 0 を返す場合は、パブリッシャー側のパブリケーション データベース で sp_replicationdboption (Transact-SQL) を実行します。 @optnameのバックアップとの同期の値を指定し、@valueの場合は true を指定します。
注
バックアップオプションとの同期を false に変更すると、ログ リーダー エージェントの実行後、またはログ リーダー エージェントが継続的に実行されている場合は、一定の間隔後にパブリケーション データベースの切り捨てポイントが更新されます。 最大間隔は、 -MessageInterval エージェント パラメーター (既定値は 30 秒) によって制御されます。
ディストリビューション データベースの調整されたバックアップを有効にするには
ディストリビューターで DATABASEPROPERTYEX (Transact-SQL) 関数を使用して、ディストリビューション データベースの IsSyncWithBackup プロパティを取得します。 関数が 1 を返す場合、ディストリビューション データベースに対して調整されたバックアップが既に有効になっています。
手順 1 の関数が 0 を返す場合は、ディストリビューション データベース のディストリビューターで sp_replicationdboption (Transact-SQL) を実行します。 @optnameのバックアップとの同期の値を指定し、@valueの場合は true を指定します。
調整されたバックアップを無効にするには
- パブリケーション データベースのパブリッシャーまたはディストリビューション データベースのディストリビューターで、 sp_replicationdboption (Transact-SQL) を実行します。 @optnameのバックアップとの同期の値を指定し、@valueの場合は false を指定します。