次の方法で共有


別の種類のファイルとしてのレポートのエクスポート (レポート ビルダ)

レポート ビルダには、Excel や HTML などの別の種類のファイルとしてレポート データを保存するためのエクスポート オプションがあります。レポートのコンテンツをエクスポートすると、次の操作を実行できます。

  • レポート データを別のアプリケーションで操作する。
  • レポート データを別の種類のファイルとして保存する。
  • レポート データを別の形式で印刷する。

たとえば、過去 5 年間の売り上げ情報を分析し、この情報を使用して次の 5 年間の年間売り上げを予測するとします。レポート ビルダで過去 5 年間の必要なデータを含むレポートを作成し、そのレポート データを Microsoft Excel にエクスポートし、このデータを使用して将来の売上傾向の予測を開始できます。

また、プレゼンテーションでレポートのデータを使用するとします。レポート データを HTML ファイルとしてエクスポートし、プレゼンテーションの準備に使用するアプリケーションにインポートできます。

エクスポート オプションは、レポート ツール バーで使用できます。このツール バーは、[レポート ビルダ] ウィンドウの [レポートの実行] ボタンをクリックすると、レポートの上部に表示されます。[エクスポート] をクリックし、ドロップダウン リストから形式を選択します。[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスが表示され、エクスポートするレポートの保存場所を選択して、新しいファイルの名前を指定できます。エクスポートしたレポートを開く際に使用されるアプリケーションは、コンピュータで構成されているファイルの関連付けによって決まります。

レポート データをエクスポートすると、レポートは現在の状態で保存されます。エクスポートした後、レポート ビルダでレポートの操作を続行するか、レポート サーバーにレポートを保存するか、またはレポート ビルダ セッションを終了できます。エクスポート後にレポート ビルダで行ったレポートの変更内容は、エクスポートした新しいファイルには保存されません。エクスポートしたレポートに変更内容を適用するには、レポートを再度エクスポートする必要があります。

Aa337100.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
レポートを別の種類のファイルとしてエクスポートした後、そのファイルの内容をレポート ビルダにインポートし直すことはできません。

使用可能なエクスポート形式

レポート ビルダで使用可能なエクスポート オプションは、サーバー管理者によってレポート サーバーで構成されます。ここで説明しているエクスポート オプションが使用できない場合は、サーバー管理者に問い合わせてください。次の表では、レポートからデータをエクスポートするためのオプションについて説明します。

形式 説明 推奨する利用形態

Excel

Microsoft Excel ファイルとしてレポートを保存します。

この形式は、Microsoft Excel 2000 以降でレポート データを操作する場合に使用します。

Web アーカイブ

MHTML ファイルとしてレポートを保存します。レポートは Internet Explorer で開きます。これは Internet Explorer 6.0 の既定の表示形式です。

Web アーカイブ形式では、自己完結型のポータブル レポート (レポート内に画像が埋め込まれているレポート) が生成されます。この形式は、HTML レポートをオフラインで表示する場合や電子メール ベースの配信を行う場合に使用します。

Acrobat (PDF) ファイル

PDF ファイルとしてレポートを保存し、Adobe Acrobat Reader (バージョン 6.0 以降) で開くことができます。

この形式は、ページ割り当て済みのレポートを印刷する場合やレポートの PDF バージョンを作成する場合に使用します。

TIFF ファイル

ページ指向形式でレポートを保存します。保存したファイルを開くアプリケーションは、Windows オペレーティング システムのバージョンによって決まります。

この形式は、ページ割り当て済みのレポートを印刷する場合に使用します。Acrobat Reader がインストールされていない場合に便利な形式です。

レポート データが含まれている XML ファイル

XML ファイルとしてレポートを保存します。レポートは、任意のブラウザで開きます。

この形式は、レポート データを他のアプリケーションまたはサーバーにコピーする場合に使用します。XML 表示拡張機能によって生成された XML は、UTF-8 でエンコードされます。

CSV (コンマ区切り)

コンマ区切り形式のファイルとしてレポートを保存します。レポートは、スプレッドシート アプリケーションや、テキスト ファイルを読み取るその他のプログラムなど、CSV ファイル形式に関連付けられたアプリケーションで開きます。

ファイル サイズが最も小さくなる形式です。この形式は、レポート データを他のアプリケーションまたはサーバーにコピーする場合に使用します。

参照

処理手順

別の種類のファイルとしてレポートをエクスポートする方法 (レポート ビルダ)

概念

別の種類のファイルとしてレポートをエクスポートする場合のデザイン上の注意事項 (レポート ビルダ)
レポートの保存 (レポート ビルダ)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手