次の方法で共有


共有スケジュールを作成および管理する方法 (SharePoint 統合モード)

新規 : 2006 年 12 月 12 日

共有スケジュールは、定義済みのスケジュール情報を任意の数のレポートまたはサブスクリプションに提供する、多目的のスケジュールです。共有スケジュールを作成した後は、スケジュール情報が必要なときにサブスクリプションまたはプロパティ ページでその共有スケジュールを参照できます。共有スケジュールは、管理、一時停止、および再開を一元的に行うことができます。これとは対照的に、カスタム スケジュールでレポートやサブスクリプションの実行を回避する場合は、手動でスケジュールを編集する必要があります。

SharePoint サイトでの共有スケジュールの作成、変更、または削除は、サイト管理者のみが実行できます。

スケジュールは、わかりやすい名前を付けて識別できます。名前が指定されなかった場合は、反復パターンや実行日時などの情報を基に既定の名前が作成されます。

共有スケジュールを作成するには

  1. [サイトの操作] をクリックします。

  2. [サイトの設定] をクリックします。

  3. [すべてのサイト設定の変更] をクリックします。

  4. [Reporting Services] セクションで、[共有スケジュールの管理] をクリックします。

  5. [スケジュールの追加] をクリックして、[スケジュールのプロパティ] ページを開きます。

  6. スケジュールにわかりやすい名前を付けます。この名前は、Reporting Services のレポートを操作するために使用するアプリケーション ページで、サイト全体のスケジュール定義ページのドロップダウン リストに表示されます。長くて読みづらい名前は避けてください。名前の先頭に最もわかりやすい情報を置くという名前付け規則に従ってください。

  7. 頻度を選択します。選択した頻度に応じて、その頻度をサポートするスケジュール オプションがページに表示されます (たとえば、月を選択した場合、ページには各月が表示されます)。

  8. スケジュールを定義します。1 つのスケジュールの中での使用がサポートされない組み合わせもあります。

  9. 開始日と終了日を設定します。

  10. [OK] をクリックします。

共有スケジュールの一時停止と再開

使用中の共有スケジュールは、一時停止および再開することができます。共有スケジュールを一時停止すると、レポート処理とサブスクリプションのトリガとして使用しているスケジュールが一時的に無効になります。一時停止や再開を行うことができるのは共有スケジュールだけです。レポート固有のスケジュールは一時停止できません。

実行中のレポート処理は、一時停止および再開することができません。一時停止および再開できるのは、SQL Server エージェント サービスのスケジュール キューにあるスケジュールだけです。実行中のジョブは、スケジュール エンジンの対象外です。

共有スケジュールを一時停止すると、その間に発生する予定の操作を無効にできます。共有スケジュールを再開すると、サーバーのローカル時刻を使用して、次のスケジュール設定時刻にレポートおよびサブスクリプションの処理が実行されます。スケジュールが一時停止されなければ実行される予定だった、スケジュールされていた操作については、埋め合わせるための実行は行われません。

共有スケジュールを一時停止または再開するには

  1. [サイトの操作] をクリックします。

  2. [サイトの設定] をクリックします。

  3. [すべてのサイト設定の変更] をクリックします。

  4. [Reporting Services] セクションで、[共有スケジュールの管理] をクリックします。

  5. スケジュールを選択し、[一時停止] をクリックします。

共有スケジュールの削除

共有スケジュールかレポート固有スケジュールかにかかわらず、すべてのスケジュールは手動で削除する必要があります。使用中の共有スケジュールを削除すると、そのスケジュールへのすべての参照が、未指定のカスタム スケジュール (日時の情報がないカスタム スケジュール) に置き換わります。

スケジュールを削除することは、スケジュールの有効期限が切れることとは異なります。有効期限が切れるとスケジュールが停止しますが、スケジュールが削除されるわけではありません。スケジュールはレポート サーバーの操作を自動化することが目的であり、自動的には削除されません。有効期限切れのスケジュールが残っていることで、レポート サーバー管理者は自動化された処理が突然停止した理由を知ることができます。この有効期限が切れたスケジュールがなければ、レポート サーバー管理者は問題の診断を誤るか、正常に機能する処理のトラブルシューティングを行おうとして不要な時間を費やしてしまう可能性があります。

有効期限の切れたカスタム スケジュールは、レポートに関連付けられたままになります。スケジュールの有効期限が切れたかどうかは、終了日を確認することで判断できます。有効期限が切れた共有スケジュールは、[共有スケジュール] の一覧に残ります。スケジュールの有効期限が切れたかどうかは [状態] フィールドに表示されます。終了日を延長してスケジュールを再設定するか、不要になった場合はそのスケジュールの参照を削除することができます。

共有スケジュールを削除するには

  1. [サイトの操作] をクリックします。

  2. [サイトの設定] をクリックします。

  3. [すべてのサイト設定の変更] をクリックします。

  4. [Reporting Services] セクションで、[共有スケジュールの管理] をクリックします。

  5. スケジュールを選択し、[削除] をクリックします。

参照

処理手順

サブスクリプションを作成および管理する方法 (SharePoint 統合モード)
処理オプションを設定する方法 (SharePoint 統合モード)

概念

レポート サーバーの操作方法に関するトピック (SharePoint 統合モード)
レポート サーバー アイテムのサイトおよびリスト権限のリファレンス
SharePoint 3.0 統合用の Reporting Services の構成
共有スケジュールとレポート固有スケジュール

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手