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MDSCHEMA_LEVELS 行セット

特定の階層内の各レベルについて記述します。

行セットの列

MDSCHEMA_LEVELS 行セットには、次の列が含まれています。

列名 型インジケータ 長さ 説明

CATALOG_NAME

DBTYPE_WSTR

このレベルが所属するカタログの名前。プロバイダでカタログがサポートされていない場合は、NULL です。

SCHEMA_NAME

DBTYPE_WSTR

このレベルが所属するスキーマの名前。プロバイダでスキーマがサポートされていない場合は、NULL です。

CUBE_NAME

DBTYPE_WSTR

このレベルが所属するキューブの名前。

DIMENSION_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

このレベルが所属するディメンションの一意の名前。修飾によって一意の名前を生成するプロバイダのために、この名前の各コンポーネントは区切り記号付きです。

HIERARCHY_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

階層の一意の名前。レベルが複数の階層に所属している場合は、そのメンバが所属する階層ごとに対応する行があります。修飾によって一意の名前を生成するプロバイダのために、この名前の各コンポーネントは区切り記号付きです。

LEVEL_NAME

DBTYPE_WSTR

レベルの名前。

LEVEL_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

適切にエスケープされたレベルの一意の名前。

LEVEL_GUID

DBTYPE_GUID

サポートされていません。

LEVEL_CAPTION

DBTYPE_WSTR

階層に関連付けられたラベルまたはキャプション。主に表示の目的で使用します。キャプションが存在しない場合は、LEVEL_NAME を返します。

LEVEL_NUMBER

DBTYPE_UI4

階層のルートからレベルまでの距離。ルート レベルはゼロ (0) です。

LEVEL_CARDINALITY

DBTYPE_UI4

レベル内のメンバの数。

LEVEL_TYPE

DBTYPE_I4

レベルの種類。

  • MDLEVEL_TYPE_GEO_CONTINENT (0x2001)
  • MDLEVEL_TYPE_GEO_REGION (0x2002)
  • MDLEVEL_TYPE_GEO_COUNTRY (0x2003)
  • MDLEVEL_TYPE_GEO_STATE_OR_PROVINCE (0x2004)
  • MDLEVEL_TYPE_GEO_COUNTY (0x2005)
  • MDLEVEL_TYPE_GEO_CITY (0x2006)
  • MDLEVEL_TYPE_GEO_POSTALCODE (0x2007)
  • MDLEVEL_TYPE_GEO_POINT (0x2008)
  • MDLEVEL_TYPE_ORG_UNIT (0x1011)
  • MDLEVEL_TYPE_BOM_RESOURCE (0x1012)
  • MDLEVEL_TYPE_QUANTITATIVE (0x1013)
  • MDLEVEL_TYPE_ACCOUNT (0x1014)
  • MDLEVEL_TYPE_CUSTOMER (0x1021)
  • MDLEVEL_TYPE_CUSTOMER_GROUP (0x1022)
  • MDLEVEL_TYPE_CUSTOMER_HOUSEHOLD (0x1023)
  • MDLEVEL_TYPE_PRODUCT (0x1031)
  • MDLEVEL_TYPE_PRODUCT_GROUP (0x1032)
  • MDLEVEL_TYPE_SCENARIO (0x1015)
  • MDLEVEL_TYPE_UTILITY (0x1016)
  • MDLEVEL_TYPE_PERSON (0x1041)
  • MDLEVEL_TYPE_COMPANY (0x1042)
  • MDLEVEL_TYPE_CURRENCY_SOURCE (0x1051)
  • MDLEVEL_TYPE_CURRENCY_DESTINATION (0x1052)
  • MDLEVEL_TYPE_CHANNEL (0x1061)
  • MDLEVEL_TYPE_REPRESENTATIVE (0x1062)
  • MDLEVEL_TYPE_PROMOTION (0x1071)

DESCRIPTION

DBTYPE_WSTR

レベルに関して人が認識できる説明。説明が存在しない場合は NULL になります。

CUSTOM_ROLLUP_SETTINGS

DBTYPE_I4

カスタム ロールアップ オプションを指定するビットマップ。

  • MDLEVELS_CUSTOM_ROLLUP_EXPRESSION (0x01) は、このレベルに存在する式を示します (非推奨)。
  • MDLEVELS_CUSTOM_ROLLUP_COLUMN (0x02) は、このレベルにカスタム ロールアップ列が存在することを示します。
  • MDLEVELS_SKIPPED_LEVELS (0x04) は、このレベルのメンバに関連付けられているスキップされたレベルが存在することを示します。
  • MDLEVELS_CUSTOM_MEMBER_PROPERTIES (0x08) は、レベルのメンバにカスタム メンバ プロパティがあることを示します。
  • MDLEVELS_UNARY_OPERATOR (0x10) は、レベルのメンバに単項演算子があることを示します。

LEVEL_UNIQUE_SETTINGS

DBTYPE_I4

レベルに一意の名前またはキーを持つメンバのみが含まれている場合に、一意の値を含んでいる列を示すビットマップ。Msmd.h ファイルは、このビットマップに対して次のビット値定数を定義します。

  • MDDIMENSIONS_MEMBER_KEY_UNIQUE (1)
  • MDDIMENSIONS_MEMBER_NAME_UNIQUE (2)

Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) では、キーは常に一意になります。名前は、属性の設定が UniqueInDimension または UniqueInAttribute である場合に一意になります。

LEVEL_IS_VISIBLE

DBTYPE_BOOL

レベルが表示されるかどうかを示すブール値。

常に True を返します。レベルが表示されていない場合は、スキーマ行セットに含まれません。

LEVEL_ORDERING_PROPERTY

DBTYPE_WSTR

レベルの並べ替えに使用する属性の ID。

LEVEL_DBTYPE

DBTYPE_I4

レベル属性に使用されるメンバ キー列の DBTYPE 列挙。

連結されたキーをメンバ キー列として使用する場合は NULL になります。

LEVEL_MASTER_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

常に NULL を返します。

LEVEL_NAME_SQL_COLUMN_NAME

DBTYPE_WSTR

レベル メンバ名の SQL 表現。

LEVEL_KEY_SQL_COLUMN_NAME

DBTYPE_WSTR

レベル メンバ キー値の SQL 表現。

LEVEL_UNIQUE_NAME_SQL_COLUMN_NAME

DBTYPE_WSTR

一意のメンバ名の SQL 表現。

LEVEL_ATTRIBUTE_HIERARCHY_NAME

DBTYPE_WSTR

レベルのソースを提供する属性階層の名前。

LEVEL_KEY_CARDINALITY

DBTYPE_UI2

レベル キー内の列の数。

LEVEL_ORIGIN

DBTYPE_UI2

レベルのソースを定義するビットマップ。

  • MD_ORIGIN_USER_DEFINED は、ユーザー定義階層内のレベルを識別します。
  • MD_ORIGIN_ATTRIBUTE は、属性階層内のレベルを識別します。
  • MD_ORIGIN_KEY_ATTRIBUTE は、キー属性階層内のレベルを識別します。
  • MD_ORIGIN_INTERNAL は、有効になっていない属性階層内のレベルを識別します。

行セットは、CATALOG_NAMESCHEMA_NAMECUBE_NAMEDIMENSION_UNIQUE_NAMEHIERARCHY_UNIQUE_NAMELEVEL_NUMBER を基準に並べ替えることができます。

制限の列

MDSCHEMA_LEVELS 行セットは、次の表に示されている列で制限できます。

列名 型インジケータ 制限の状態

CATALOG_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

SCHEMA_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

CUBE_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

DIMENSION_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

HIERARCHY_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

LEVEL_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

LEVEL_UNIQUE_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

LEVEL_ORIGIN

DBTYPE_UI2

(省略可) 既定の制限は、MD_USER_DEFINEDMD_SYSTEM_ENABLED で有効です。

CUBE_SOURCE

DBTYPE_UI2

(省略可) 次のいずれかの有効値を含むビットマップ。

  • 1 キューブ
  • 2 ディメンション

既定の制限の値は 1 です。

LEVEL_VISIBILITY

DBTYPE_UI2

(省略可) 次のいずれかの値を含むビットマップ。

  • 1 表示
  • 2 非表示

既定の制限の値は 1 です。

参照

関連項目

OLE DB for OLAP スキーマ行セット

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手