SQLDescribeCol
実行済みのステートメントに対しては、SQL Native Client ODBC ドライバでは、サーバーをクエリして結果セット内の列を示す必要はありません。この場合、SQLDescribeCol を呼び出しても、サーバーとのやり取りは行われません。SQLColAttribute や SQLNumResultCols と同様に、準備されていても実行されていないステートメントで SQLDescribeCol を呼び出すと、サーバーとのやり取りが行われます。****
1 つの Transact-SQL ステートメントまたはステートメント バッチから複数の結果行セットが返される場合、別のテーブルからの列を序数で参照したり、結果セット内の別の列を参照することができます。SQLDescribeCol は、セットごとに呼び出す必要があります。結果セットが変更されると、アプリケーションでは、行の結果をフェッチする前に、データ値を再バインドする必要があります。複数の結果セットを返す処理の詳細については、「SQLMoreResults」を参照してください。
SQL Native Client ODBC ドライバでは、準備されていても実行されていないステートメントに対して SQLDescribeCol を呼び出すときに、SET FMTONLY ステートメントを使用してサーバーのオーバーヘッドを軽減します。準備された SQL ステートメントのバッチによって複数の結果セットが生成されるときは、最初の結果セットの列属性のみが報告されます。
大きな値データ型の場合、DataTypePtr に返される値は、SQL_VARCHAR、SQL_VARBINARY、SQL_NVARCHAR のいずれかになります。ColumnSizePtr の値 SQL_SS_LENGTH_UNLIMITED は、サイズが "無制限" であることを示します。