日付および時刻の形式
高速解析では、日付および時刻のデータ型に対し次の形式がサポートされています。
日付データ型
Integration Services で用意されている日付データ型は、DT_DATE および DT_DBDATE です。高速解析では、DT_DATE および DT_DBDATE の両方のデータ型がサポートされます。詳細については、「Integration Services のデータ型」を参照してください。
高速解析では、次の形式の日付データがサポートされています。
先頭に空白文字が使用できます。たとえば、値 " 2- 3-2004" は有効です。
次の ISO 8601 形式が使用されます。
形式 説明 YYYYMMDD
YYYY-MM-DD
4 桁の年、2 桁の月、および 2 桁の日を表す、基本および拡張形式です。拡張形式では、日付部分はハイフン (-) で区切られます。
YYYYMM
YYYY-MM
4 桁の年および 2 桁の月を表す、有効桁数を減らした基本および拡張形式です。拡張形式では、日付部分はハイフン (-) で区切られます。
YYYY
4 桁の年を表す、有効桁数を減らした形式です。
YYMM YY-MM
2 桁の年と 2 桁の月を表す、基本および拡張の切り捨て形式です。拡張形式では、日付部分はハイフン (-) で区切られます。
次の日付形式はサポートされていません。
- アルファベットの月の値。たとえば、日付形式 Oct-31-2003 は無効です。
- DD-MM-YYYY や MM-DD-YYYY などのあいまいな形式。たとえば、03-04-1995 や 04-03-1995 の日付は無効です。
- 4 桁の暦年と、その年の日付を 3 桁で表す、基本および拡張の切り捨て形式。たとえば YYYYDDD や YYYY-DDD は無効です。
- 4 桁の年、2 桁の週番号、および 1 桁の曜日番号を表す、基本および拡張の切り捨て形式。たとえば YYYYWwwD や YYYY-Www-D は無効です。
- 年と週を 4 桁の年と 2 桁の週番号で表す、基本および拡張の切り捨て形式。たとえば YYYWww や YYYY-Www は無効です。
次の形式は、日付データの出力でサポートされています。
- DT_DATE データ型では、空白が含まれていない形式として計算されます。
- 切り捨て形式の日付の値は、埋め込まれます。たとえば、YYYY は YYYY0101 になります。
時刻データ型
Integration Services で用意されている時刻データ型は、DT_DBTIME です。詳細については、「Integration Services のデータ型」を参照してください。
高速解析では、次の形式の時刻データがサポートされています。
先頭に空白文字が使用できます。たとえば、値 " 10:24" は有効です。
24 時間形式が使用されます。高速解析では、AM および PM の表記はサポートされていません。
次の ISO 8601 時刻形式が使用されます。
形式 説明 hhmmss hh:mm:ss
2 桁の時、2 桁の分、および 2 桁の秒を表す、基本および拡張形式です。拡張形式では、時刻の部分はコロン (:) で区切られます。
hhmm hh:mm
2 桁の時と 2 桁の分を表す、基本および拡張の切り捨て形式です。拡張形式では、時刻の部分はコロン (:) で区切られます。
hh
2 桁の時を表す切り捨て形式です。
00:00:00
午前 0 時を表す形式です。
時刻値には、タイム ゾーンが含まれます。大文字の Z は、日付値のタイム ゾーンを示します。たとえば、値 19:20:49Z は、時刻が協定世界時 (UTC) で表されていることを示します。
小数を含む次の時刻値が使用できます。
形式 説明 HH.HHH
小数部 .H は、時の小数部を示します。たとえば、値 12.750 は 12:45 を示します。
HHMM.MMM
HH:MM.MMM
小数部 .MMM は、分の小数部を示します。たとえば、値 1220.500 は 12:30:30 を示します。
HHMMSS.SSS
HH:MM:SS.SSS
小数部 .SSS は、秒の小数部を示します。たとえば、値 122040.250 は 12:20:40:15 を示します。
次の形式は、時刻データの出力でサポートされています。
- DT_DBTIME データ型は、OLE DB の時刻形式、HHMMSS.SSS に含まれます。
- 切り捨て形式の時刻値は、埋め込まれます。たとえば、HH:MM は HH:MM:00:000 になります。
日付/時刻データ型
Integration Services で用意されている日付/時刻データ型は、DT_DBTIMESTAMP です。詳細については、「Integration Services のデータ型」を参照してください。
高速解析では、次の形式の日付/時刻データがサポートされています。
- 先頭に空白文字が使用できます。たとえば、値 " 2003-01-10T203910" は有効です。
- 大文字 T で区切られた、有効な日付形式と有効な時刻形式の組み合わせ、たとえば、YYMMDDThhmmss が使用できます。時刻形式を含める必要はありません。たとえば、2003-10-14 は有効です。
- 大文字 T で区切られて大文字 Z で終わる、協定世界時 (UTC) の有効な日付形式と有効な時刻形式の組み合わせ。たとえば、2003-01-10T203910Z は UTC 日付です。Z の値は 0 になります。
- ローカル時刻と UTC 時刻の差異。この差異は、時と分で表されます。有効桁数を小さくする必要がある場合、時のみが使用されます。ローカル時刻は、有効な基本形式または拡張形式と同じ形式で表されます。
高速解析では、時間間隔はサポートされていません。たとえば、YYYYMMDDThhmmss/YYYYMMDDThhmmss の形式の、開始および終了の日付と時刻で識別される時間間隔は、解析できません。
次の形式は、時刻/日付データの出力でサポートされています。
DT_DBTIME データ型は、OLE DB の時刻形式、YYYYMMDDTHHMMSS.SSS に含まれます。
切り捨て形式の日付/時刻値は、埋め込まれます。日付および時刻部分がない場合、次の値が追加されます。
日付/時刻部分 埋め込み 秒
00 が追加されます。
分
00:00 が追加されます。
時
00:00:00 が追加されます。
日
月の日付として 01 が追加されます。
月
年の月として 01 が追加されます。