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デザイン時のデータ ソース オブジェクト

Business Intelligence Development Studio のプロジェクトには、パッケージ内への接続の実装を容易にする、データ ソースとデータ ソース ビューという 2 つのデザイン時のオブジェクトが含まれています。

データ ソースとデータ ソース ビューは、パッケージとは別に構築してから、パッケージ内で使用します。データ ソースとデータ ソース ビューは、Integration Services、Analysis Services および Reporting Services プロジェクトで構築できます。

SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) では、データ ソースとデータ ソース ビューは配置可能なオブジェクトではありません。その代わり、SSIS はオブジェクトのプロパティから接続マネージャを作成して、パッケージに追加します。複数のパッケージで同じデータ ソースまたはデータ ソース ビューを使用し、複数のパッケージ全体で一定の方法を使用できます。たとえば、複数パッケージまたは 1 つのパッケージの複数要素 (タスク、変換元、変換、または変換先) が、AdventureWorksCustomer テーブルにアクセスする場合、AdventureWorks への接続を提供するデータ ソースを作成して、Customer テーブルのみを含むデータ ソース ビューを作成し、次にそのデータ ソース ビューをすべてのパッケージとタスクで使用できます。

Integration Services は、データ ソースと、データ ソースを参照する接続マネージャ間を同期します。これにより、接続の管理が容易になります。たとえば、データ ソース内の接続文字列が変更されると、そのデータ ソースを参照する各接続マネージャの接続文字列も更新されます。

ms141677.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
同期は 1 つのプロジェクト内でのみ発生します。複数のプロジェクトが含まれるソリューションには及びません。

データ ソースとデータ ソース ビューは、メタデータをキャッシュします。メタデータをキャッシュすることにより、基になるデータ ストアに接続せずに、データ ソースとデータ ソース ビューを編集および拡張できます。メタデータには、テーブル、列属性、およびテーブル間の外部キー リレーションシップに関する情報が含まれます。たとえば、データ ソース ビュー デザイナでデータ ソース ビューを開き、テーブル間の新しいリレーションシップを作成できます。

パッケージをプログラムによって作成する場合、データ ソースおよびデータ ソース ビューは使用しません。代わりに接続マネージャを作成してプロパティを設定します。

参照

概念

データ ソース (SSIS)
データ ソース ビュー (SSIS)

その他の技術情報

Integration Services の接続

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手