Integration Services のアーキテクチャ
更新 : 2006 年 7 月 17 日
Microsoft SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) は、Integration Services サービス、Integration Services オブジェクト モデル、Integration Services ランタイムとランタイム実行可能ファイル、およびデータ フロー エンジンとデータ フロー コンポーネントをカプセル化するデータ フロー タスクの、4 つの主要部分で構成されています。
次の図は、各部分の関係を示しています。
開発者は、カスタム クライアントから Integration Services オブジェクト モデルにアクセスする場合、またはカスタム タスクあるいはカスタム変換を記述する場合に、共通言語ランタイム (CLR) 準拠の任意の言語を使用してコードを記述できます。詳細については、「Integration Services のプログラミング」を参照してください。
Integration Services サービス
Integration Services サービスは、SQL Server Management Studio で使用でき、実行中の Integration Services パッケージを監視してパッケージのストレージを管理します。
詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。
SQL Server Management Studio の概要
Integration Services オブジェクト モデル
Integration Services オブジェクト モデルには、Integration Services ツール、コマンド ライン ユーティリティ、およびカスタム アプリケーションにアクセスするための、マネージ アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) が含まれています。
詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。
Integration Services のツールとユーティリティ
Integration Services ランタイム
Integration Services ランタイムは、パッケージのレイアウトを保存したりパッケージを実行します。また、ログ記録、ブレークポイント、構成、接続、およびトランザクションの提供とサポートを行います。Integration Services ランタイム実行可能ファイルとは、Integration Services のパッケージ、コンテナ、タスク、およびイベント ハンドラのことです。また、カスタム タスクもこれに含まれます。
詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。
Integration Services のイベント ハンドラ
Microsoft.SqlServer.Dts.Runtime
Integration Services データ フロー
データ フロー タスクは、データ フロー エンジンをカプセル化します。データ フロー エンジンは、データを移動元から移動先に移動するインメモリ バッファを提供し、ファイルおよびリレーショナル データベースからデータを抽出する変換元を呼び出します。また、データ フロー エンジンは、データを変更する変換と、データを読み込んだり、他のプロセスで使用できるように変換先を管理します。Integration Services データ フロー コンポーネントとは、Integration Services に含まれる変換元、変換、および変換先のことです。データ フローには、カスタム コンポーネントを含めることもできます。
詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。
Microsoft.SqlServer.Dts.Pipeline.Wrapper
変更履歴
リリース | 履歴 |
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2006 年 7 月 17 日 |
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参照
概念
Integration Services の典型的な使用方法
Integration Services の概要
SQL Server Integration Services
その他の技術情報
Integration Services のオブジェクトと概念