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LinRegVariance (MDX)

  • [アーティクル]

更新 : 2006 年 7 月 17 日

セットの線型回帰を計算し、回帰直線 y = ax + b に関連付けられた変位を返します。

構文

LinRegVariance(Set_Expression, Numeric_Expression_y [ ,Numeric_Expression_x ] ] )

引数

  • Set_Expression
    セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。
  • Numeric_Expression_y
    有効な数値式です。通常は、Y 軸の値を表す数値を返すセル座標の多次元式 (MDX) 式です。
  • Numeric_Expression_x
    有効な数値式です。通常は、X 軸の値を表す数値を返すセル座標の多次元式 (MDX) 式です。

解説

最小ニ乗法による線型回帰では、回帰直線 (つまり、点の連続に最も適合する直線) の式を計算します。回帰直線には以下の式があります (a は傾きであり、b は切片です)。

y = ax+b

LinRegVariance 関数は、指定されているセットを 1 番目の数値式に対して評価し、Y 軸の値を取得します。**次に、2 番目の数値式が指定されている場合は、指定されているセットをその式に対して評価し、X 軸の値を取得します。2 番目の数値式が指定されていない場合は、指定されたセット内のセルの現在のコンテキストを X 軸の値として使用します。 X 軸の引数を指定しない方法は、時間ディメンションでよく使用されます。

LinRegVariance 関数は、点のセットを取得してから、直線式が点にどの程度適合しているかを示す統計的変位を返します。

ms144763.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
LinRegVariance 関数は、空白セル、またはテキストや論理値を含むセルを無視します。ただし、0 の値を持つセルは対象になります。

例

次の例では、売上数量メジャーと店舗売上メジャーの点に対して直線式がどの程度適合しているかを示す統計的変位を返しています。

LinRegVariance(LastPeriods(10),[Measures].[Unit Sales],[Measures].[Store Sales])

参照

関連項目

MDX 関数リファレンス (MDX)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 7 月 17 日
変更内容 :
  • わかりやすくするために構文および引数を更新しました。
  • 更新した例を追加しました。