Count (セット) (MDX)

[アーティクル]
12/15/2008

更新 : 2006 年 7 月 17 日

セット内のセル数を返します。

構文

標準構文
Count(Set_Expression [ , ( EXCLUDEEMPTY | INCLUDEEMPTY ) ] )

代替構文
Set_Expression.Count

引数

Set_Expression
セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

解説

Count (Set) 関数では、使用する構文に応じて、空白セルを対象に含めることも対象から外すことも可能です。標準構文を使用した場合、EXCLUDEEMPTY フラグを使用すれば空白セルが対象から除外され、INCLUDEEMPTY フラグを使用すれば空白セルが対象に含められます。代替構文を使用した場合、空白セルは常に対象に含められます。

セット内のカウントから空白セルを除外するには、標準構文を使用して、オプションの EXCLUDEEMPTY フラグを指定します。

メモ :
Count (Set) 関数は、既定で空白セルもカウントします。一方、セットのカウントを実行する OLE DB の Count 関数は、既定で空白セルを除外します。

例

次の例では、Product ディメンションの Model Name 属性階層の子で構成されるメンバのセットに含まれるセル数をカウントします。

WITH MEMBER measures.X AS
   [Product].[Model Name].children.count 
SELECT Measures.X ON 0
FROM [Adventure Works]

次の例では、DrilldownLevel 関数を Count 関数と組み合わせて使用し、Product ディメンションに含まれる製品の数をカウントします。

Count(DrilldownLevel ( 
   [Product].[Product].[Product]))

次の例では、Count 関数を Filter 関数や他のいくつかの関数と組み合わせて使用し、1 つ前の四半期と比べて売上が減少している再販業者を返しています。このクエリでは Aggregate 関数を使用して、クライアントアプリケーションでドロップダウンリストの項目を選択する場合などに、複数の地域のメンバを選択できるようにしています。

WITH MEMBER Measures.[Declining Reseller Sales] AS
   Count
   (Filter
      (Existing(Reseller.Reseller.Reseller),
         [Measures].[Reseller Sales Amount] 
         < ([Measures].[Reseller Sales Amount],
            [Date].Calendar.PrevMember)
      )
   )
MEMBER [Geography].[State-Province].x AS 
   Aggregate
   ( {[Geography].[State-Province].&[WA]&[US], 
      [Geography].[State-Province].&[OR]&[US] } 
   )
SELECT NON EMPTY HIERARCHIZE 
   (AddCalculatedMembers 
      ({DrillDownLevel
         ({[Product].[All Products]})
      })
   ) DIMENSION PROPERTIES PARENT_UNIQUE_NAME ON COLUMNS 
FROM [Adventure Works]
WHERE ([Geography].[State-Province].x,
   [Date].[Calendar].[Calendar Quarter].&[2003]&[4]
   ,[Measures].[Declining Reseller Sales])

参照

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース	履歴
2006 年 7 月 17 日	変更内容 : わかりやすくするために構文および引数を更新しました。更新した例を追加しました。

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解説

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関連項目

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