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HostedProvider/Schedule の StartTime 要素 (ADF)

イベント プロバイダの呼び出し時刻を計算するための開始点として使用される時刻 (24 時間単位) を UTC で指定します。

構文

<Providers>
    <HostedProvider>
        ...
        <Schedule>
            <StartTime>

要素の特性

特性 説明

データ型

string。長さは 1 ~ 512 文字の範囲です。

既定値

なし。

個数

Schedule 要素につき 1 個 (省略可)。

更新

アプリケーションの更新時に追加、削除、および変更できます。

要素の関係

関係 要素

親要素

HostedProvider の Schedule 要素 (ADF)

子要素

なし。

解説

StartTime の値は、Microsoft .NET Framework の DateTime 型の文字列表記に準拠する必要があります。StartTime の値は UTC で指定する必要があります。

StartTime の値を指定しない場合、イベント プロバイダが最初に実行されるのは、インスタンスが起動したときか、イベント プロバイダを有効にしたときです。

StartTime の値を指定した場合、プロバイダは次のように実行されます。

  • StartTime の値を開始点とする 24 時間の呼び出し時刻が Notification Services によって計算されます。
  • 計算された呼び出し時刻のうちの次の呼び出し時刻にイベント プロバイダが初めて呼び出されます。

次の表は、StartTimeInterval にさまざまな値を指定した場合の呼び出しスケジュールの例です。

スケジュール 値と説明

正時 30 分に 1 時間おき

StartTime の値は 1:30 (またはその他の正時 30 分)。

Interval の値は PT1H。

イベント プロバイダが最初に実行されるのは、次の正時 30 分です (0:30、1:30、2:30 ~ 23:30 など)。

1:00 から始めて 3 時間おき

StartTime の値は 1:00。

Interval の値は PT3H。

イベント プロバイダが最初に実行されるのは、3 時間おきの呼び出し時刻のうちの次の呼び出し時刻です (1:00、4:00、7:00、10:00、13:00、16:00、19:00、22:00 のいずれか)。

12:00 から始めて 6 時間おき

StartTime の値は 12:00。

Interval の値は PT6H。

イベント プロバイダが最初に実行されるのは、6 時間おきの呼び出し時刻のうちの次の呼び出し時刻です (0:00、6:00、12:00、18:00 のいずれか)。

毎日 4:00

StartTime の値は 4:00。

Interval の値は PT24H。

イベント プロバイダは、起動された時刻に関係なく毎日 4:00 に実行されます。

使用例

次の例では、開始時刻を 1:00 (UTC) に指定しています。

<StartTime>1:00</StartTime>

参照

関連項目

アプリケーション定義ファイルのリファレンス

その他の技術情報

ホストされるイベント プロバイダの定義
インスタンスとアプリケーションの更新

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手