Item (組) (MDX)
更新 : 2006 年 7 月 17 日
セットから組を返します。
構文
Index syntax
Set_Expression.Item(Index)
String expression syntax
Set_Expression.Item(String_Expression1 [ ,String_Expression2,...n])
引数
- Set_Expression
セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。
- String_Expression1
有効な文字列式です。通常は、1 つの文字列で 1 つの組を表現します。
- String_Expression2
有効な文字列式です。通常は、1 つの文字列で 1 つの組を表現します。
- Index
返すセット内の特定の組を位置で指定する有効な数値式です。
解説
Item 関数は、指定されたセットから組を返します。Item 関数を呼び出すには、以下の 3 種類の方法があります。
- 文字列式が 1 つ指定されている場合、Item 関数は指定された組を返します。たとえば、"([2005].Q3, [Store05])" のような指定です。
- 複数の文字列式が指定されている場合、Item 関数は、指定された座標によって定義される組を返します。文字列の数は軸の数と一致している必要があり、各文字列で一意の階層を識別しなければなりません。たとえば、"[2005].Q3", "[Store05]" のような指定です。
- 整数が指定されている場合、Item 関数は、Index で指定されている位置 (0 を基点とした位置) にある組を返します。
例
次の例では、([1996],Sales) が返されます。
{([1996],Sales), ([1997],Sales), ([1998],Sales)}.Item(0)
次の例では、レベル式を使用して、Australia の State-Province ごとの Internet Sales Amount と、Australia 全体における合計 Internet Sales Amount に対するその売上金額の割合を返しています。この例では、Item 関数を使用して、Ancestors 関数によって返されるセットから最初の組のみを抽出しています。
WITH MEMBER Measures.x AS [Measures].[Internet Sales Amount] /
( [Measures].[Internet Sales Amount],
Ancestors
( [Customer].[Customer Geography].CurrentMember,
[Customer].[Customer Geography].[Country]
).Item (0)
), FORMAT_STRING = '0%'
SELECT {[Measures].[Internet Sales Amount], Measures.x} ON 0,
{ Descendants
( [Customer].[Customer Geography].[Country].&[Australia],
[Customer].[Customer Geography].[State-Province], SELF
)
} ON 1
FROM [Adventure Works]
参照
関連項目
ヘルプおよび情報
変更履歴
リリース | 履歴 |
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2006 年 7 月 17 日 |
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