多次元式 (MDX) リファレンス
多次元式 (MDX) は、Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) で多次元データを操作および取得する際に使用するクエリ言語です。MDX は XML for Analysis (XMLA) 仕様をベースとして、SQL Server 2005 Analysis Services 用の拡張機能を加えたものです。MDX の式は、Analysis Services が評価することでセットやメンバなどのオブジェクトを取得できる識別子、値、ステートメント、関数、および演算子の組み合わせです。また、文字列や数値などのスカラ値も使用されます。
SQL Server 2005 Analysis Services の MDX クエリおよび MDX 式は、次の操作を実行するために使用されます。
- SQL Server 2005 Analysis Services キューブからクライアント アプリケーションにデータを返す。
- クエリ結果の書式を設定する。
- 計算されるメンバ、名前付きセット、スコープ割り当て、および主要業績評価指標 (KPI) の定義など、キューブのデザイン タスクを実行する。
- ディメンションおよびセルのセキュリティなど、管理タスクを実行する。
MDX は、一見、多くの点で、リレーショナル データベースで通常使用される SQL 構文に似ています。ただし、MDX は、SQL 言語を拡張したものではなく、SQL とは多くの点で異なります。キューブをデザインしたりセキュリティで保護する際に使用する MDX 式の作成、または多次元データを返して書式を設定する MDX クエリの作成を行うには、MDX の基本的な概念と、ディメンション モデリング、MDX 構文要素、MDX 演算子、MDX ステートメント、および MDX 関数を理解しておく必要があります。
メモ : |
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詳細については、Microsoft TechNet Web サイトの「SQL Server 2005 - Analysis Services」ページにある「その他のリソース」セクションを参照してください。MDX クエリおよび計算に関するパフォーマンスの問題の詳細については、「SQL Server 2005 Analysis Services パフォーマンス ガイド」の「効率的な MDX の記述」セクションを参照してください。 |
このセクションの内容
トピック | 説明 |
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SQL Server 2005 Analysis Services のキューブを操作するために必要おな MDX の主な概念について説明します。 |
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MDX 式、ステートメント、およびスクリプトで使用可能な MDX 言語のさまざまな構文要素について説明します。 |
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MDX SELECT ステートメント、軸、FROM 句、WHERE 句、名前付きセット、計算されるメンバ、セル計算、プロパティ値、データの操作や変更など、MDX クエリの基礎について説明します。 |
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SQL Server 2005 Analysis Services キューブ内で MDX スクリプトを作成および使用する方法について説明します。 |
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MDX 言語を定義するステートメント、演算子、および関数について説明します。 |
参照
その他の技術情報
XML for Analysis (XMLA)
SQL Server 言語リファレンス
分析データ ソースからのデータの取得
MDX スクリプトの作成および編集