NonEmpty (MDX)

更新 : 2006 年 7 月 17 日

指定されたセットと 2 番目のセットのクロス積に基づいて、指定されたセットから空ではない組のセットを返します。

構文

NONEMPTY(set_expression1 [,set_expression2])

引数

• set_expression1
  セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

• set_expression2
  セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

解説

この関数は、指定されている 1 番目のセット内の組のうち、2 番目のセット内のすべての組に対して評価した際に空でなかった組を返します。NonEmpty 関数は、計算を考慮し、重複する組を保持します。2 番目のセットが指定されなかった場合、属性階層のメンバとキューブ内のメジャーの現在の座標のコンテキストで式が評価されます。

メモ :
推奨されていない NonEmptyCrossjoin (MDX) 関数でなく、この関数を使用するようにしてください。

重要 :
空ではないという特性は、組自体ではなく、組から参照されるセルの特性です。

例

次の例では、各顧客の最新購入日付を検出するために Filter 関数と NonEmpty 関数を使用して、顧客と購入日で構成される組のセットを返します。

WITH SET MYROWS AS FILTER
   (NONEMPTY
      ([Customer].[Customer Geography].[Customer].MEMBERS
         * [Date].[Date].[Date].MEMBERS
         , [Measures].[Internet Sales Amount]
      ) AS MYSET
   , NOT(MYSET.CURRENT.ITEM(0)
      IS MYSET.ITEM(RANK(MYSET.CURRENT, MYSET)).ITEM(0))
   )
SELECT [Measures].[Internet Sales Amount] ON 0,
MYROWS ON 1
FROM [Adventure Works]

参照

関連項目

MDX 関数リファレンス (MDX)
DefaultMember (MDX)
NonEmptyCrossjoin (MDX)
IsEmpty (MDX)
Filter (MDX)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース	履歴
2006 年 7 月 17 日	変更内容 : わかりやすくするために構文および引数を更新しました。 更新した例を追加しました。