次の方法で共有


Lead (MDX)

更新 : 2006 年 7 月 17 日

レベル内の指定されたメンバから指定された数だけ前進した位置にあるメンバを返します。

構文

Member_Expression.Lead( Index )

引数

  • Member_Expression
    メンバを 1 つ返す有効な多次元式 (MDX) 式です。
  • Index
    メンバ位置を数値で指定する有効な数値式です。

解説

レベル内のメンバの位置は、属性階層の自然な順序によって決まります。メンバの位置の基点は 0 です。

メンバ位置を前進させる数にゼロ (0) が指定されると、Lead 関数は指定されたメンバを返します。

メンバ位置を前進させる数に負の数が指定されると、Lead 関数は後方のメンバを返します。

Lead(1)NextMember 関数と等価であり、Lead(-1)PrevMember 関数と等価です。

Lead 関数の機能は、Lag 関数の機能と基本的に同じですが、Lag 関数と Lead 関数は方向が逆になります。つまり、Lead(n)Lag(-n) は等価です。

次の例では、2001 年 12 月の値が返されます。

SELECT [Date].[Fiscal].[Month].[February 2002].Lead(-2) ON 0
FROM [Adventure Works]

次の例では、2002 年 3 月の値が返されます。

SELECT [Date].[Fiscal].[Month].[February 2002].Lead(1) ON 0
FROM [Adventure Works]

参照

関連項目

MDX 関数リファレンス (MDX)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 7 月 17 日

変更内容 :
  • わかりやすくするために構文および引数を更新しました。
  • 更新した例を追加しました。