Parameter の Value 要素 (ADF)
アプリケーションのパラメータの値を指定します。
構文
<ParameterDefaults>
<Parameter>
...
<Value>
要素の特性
特性 | 説明 |
---|---|
データ型 |
string。長さは 0 ~ 4,000 文字の範囲です。 |
既定値 |
なし。 |
個数 |
Parameter 要素につき 1 個 (必須)。 |
更新 |
アプリケーションの更新時に変更できます。ただし、追加と削除はできません。 |
要素の関係
関係 | 要素 |
---|---|
親要素 |
|
子要素 |
なし。 |
解説
アプリケーション定義ファイル (ADF) では、任意の要素の値にパラメータを使用できます。パラメータは %ParameterName% の形式をとります。これらのパラメータの値は、次の 2 つの場所で指定できます。
- ADF の ParameterDefaults セクション
- インスタンス構成ファイル (ICF) の Application/Parameters セクション
また、ICF 内でパラメータを使用することもできます。ICF は、パラメータの値を指定するための別の方法になります。詳細については、「インスタンス構成ファイルでのパラメータの使用」を参照してください。
Value 要素の値は、パラメータを受け取る要素の書式と一致している必要があります。たとえば、データを受け取る要素のデータ型が duration である場合、値の書式は PnYnMnDTnHnMnS である必要があります。
使用例
次の例では、Duration
というパラメータを定義しています。ADF 内の文字列 %Duration% が記述されたすべての箇所で、Microsoft SQL Server Notification Services によって値 P0DT00H15M00S
が代入されます。
<Parameter>
<Name>Duration</Name>
<Value>P0DT00H15M00S</Value>
</Parameter>
この結果、ADF で ActionTimeout 要素が
<ActionTimeout>%``Duration``%</ActionTimeout>
と指定された場合、インスタンスの作成時に Notification Services によってパラメータが置き換えられ、有効な ActionTimeout 定義が次のようになります。
<ActionTimeout>``P0DT00H15M00S``</ActionTimeout>
参照
関連項目
その他の技術情報
アプリケーション定義ファイル (ADF) でのパラメータの使用
インスタンスとアプリケーションの更新