レポートへの画像の追加
更新 : 2006 年 12 月 12 日
画像は、レポート サーバー上に保存されている画像や、レポート内に埋め込まれている画像、データベースに格納されている画像への参照を保持するレポート アイテムです。画像には、ロゴやピクチャ、または行データとして繰り返し使用されるピクチャを使用できます。画像は、任意のレポート アイテムの背景としても使用できます。
サーバーベースの画像をレポートで使用している場合は、この画像アイテムにはレポート サーバー上の画像をポイントするパスが含まれます。この画像には、既にあるものを使用することも、レポート デザイナのプロジェクトからレポート サーバーにパブリッシュした画像ファイルを使用することもできます (レポート デザイナ内では、これらの画像はプロジェクト画像と呼ばれています)。ただし、埋め込み画像を使用する場合は、画像データをレポート定義内に格納し、別ファイルとしては保持しません。
サーバーベースの画像は、複数のレポートや Web ページで共有されるロゴや静的ピクチャに適しています。埋め込み画像を使用した場合は、常に確実に画像がレポートで利用できるようになりますが、共有はできません。サーバーベースの画像を使用しているレポート定義の方が、埋め込み画像を使用しているレポート定義よりもサイズが小さくなります。
また、データバインド画像は、データベースに格納されているバイナリ データからも表示できます。たとえば、製品一覧で製品名と合わせて表示されるピクチャはデータベース画像です。
レポートに対して画像を使用可能にすることは、レポートのレイアウトに画像を追加することと同じではありません。レポートに画像を配置するには、画像コントロールをツールボックスからレポートにドラッグします。画像をレポートのレイアウトにドロップすると、画像ウィザードが起動します。ウィザードで引き続き画像ソースを指定するか、ウィザードをキャンセルしてソース プロパティを指定できます。
レポートへの画像の追加については、「画像を追加する方法 (画像ウィザード)」を参照してください。
埋め込み画像
レポートに画像を埋め込み、すべての画像データがレポート定義内に格納されるようにすることができます。画像を埋め込む場合は、レポート デザイナにより、画像が MIME でエンコードされ、テキストとしてレポート定義に格納されます。埋め込み画像を使用すると、常に確実に画像がレポートで利用できるようになりますが、レポート定義のサイズが大きくなります。
画像の埋め込みについては、「レポートに画像を埋め込む方法 (レポート デザイナ)」を参照してください。
外部の画像
画像に URL を指定することにより、レポートに格納された画像を含めることができます。レポートで外部の画像を使用する場合、画像ソースは External に設定され、この画像の値は画像に対する URL アドレスになります。ネイティブ モード用に構成されているレポート サーバーにレポートをパブリッシュする場合は、完全パスまたは相対パスを指定します。たとえば、「http://<servername>/images/image1.jpg」のように指定します。SharePoint 統合モードで構成されているレポート サーバーにレポートをパブリッシュする場合は、完全修飾 URL を指定します。たとえば、「http://<SharePointservername>/<site>/Documents/images/image1.jpg」のように指定します。
レポート デザイナでレポートをプレビューすると、ユーザーの資格情報を使用して画像が表示されます。レポート サーバーでレポートを実行する場合、レポート サーバーでは自動実行用アカウントを使用して画像が取得されます。自動実行用アカウントを指定していない場合、画像は資格情報を使用せずに取得されます (匿名ユーザー アカウントが使用されます)。これらのアカウントのいずれかに、画像にアクセスするための十分な権限がない場合、画像はレポート上に表示されません。自動実行用アカウントの詳細については、「自動実行されるレポート処理用のアカウントの構成」を参照してください。
レポートへの外部画像の追加については、「画像を追加する方法 (画像ウィザード)」を参照してください。
プロジェクト画像
レポート プロジェクトに画像を格納できます。プロジェクトのレポートがパブリッシュされると、画像も同じ場所にパブリッシュされます。画像はリソースとしてレポート サーバーにパブリッシュされます。画像がパブリッシュされると、他のリソースに対して行うのと同様に、これを更新したり、レポート サーバーに再パブリッシュしたりすることができます。画像を含むレポートでは、レポート自体を再パブリッシュしなくても、更新されたバージョンが自動的に使用されます。更新された画像を表示するには、レポートの更新が必要となる場合があります。
レポートでプロジェクト画像を使用する場合、画像ソースが External になり、相対 URL パス (Image1.jpg など) で画像の名前が画像の値として使用されます。
プロジェクト画像の追加については、「プロジェクトに画像を追加する方法 (レポート デザイナ)」を参照してください。
背景画像
画像は、レポートや四角形、テキスト ボックス、一覧、マトリックス、表の背景画像としても使用できます。背景画像には、画像と同じプロパティがあります。アイテムの背景を埋めるために、画像を繰り返す方法も指定できます。
メモ : |
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HTML 表示拡張機能などのいくつかの表示拡張機能では、レポート本文用の背景画像が本文、ページ ヘッダー、ページ フッター内に表示されます。ページ ヘッダーおよびページ フッター用にそれぞれ別の背景画像を定義できますが、画像を定義しない場合は、本文の背景画像が使用されます。画像表示拡張機能などの他の表示拡張機能では、ページ ヘッダーおよびページ フッターに本文の背景画像は表示されません。 |
背景画像の追加については、「背景画像を追加する方法 (レポート デザイナ)」を参照してください。
データバインド画像
データベースに格納されている画像をレポートに追加することができます。静的画像に使用したものと同じ画像コントロールを使用しますが、画像がデータベースに格納されていることを示すプロパティ セットを使用します。データバインド画像の処理については、「データバインド画像を追加する方法 (画像ウィザード)」を参照してください。
変更履歴
リリース | 履歴 |
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2006 年 12 月 12 日 |
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参照
概念
レポート レイアウトのデザイン
レポート データセットのフィールドの操作
レポートのレイアウトおよび表示について
画像出力のデザイン
リソースの管理