レポートでのデータのフィルタ処理
データ ソースから取得するデータは、フィルタまたはクエリ パラメータを使用して制限できます。どの方法を選択するかは、データ ソースの機能、パフォーマンス要件、データセットの永続性、レポートの複雑度によって決まります。
フィルタの使用
データセット、データ領域、またはデータ グループにフィルタを適用することができます。フィルタを使用すると、データ ソースからデータが取得された後で、ユーザーに表示されるデータが制限されます。フィルタは、データ ソースがクエリ パラメータをサポートしていない場合や、別のデータのセットを表示するユーザーがスナップショットなどの永続的なレポートを実行する場合に使用できます。レポート データはレポート サーバーに保存されます。そのため、任意の数のユーザーがレポート パラメータを設定して格納されたデータをフィルタ処理し、レポートで確認したい情報を取り出すことができます。
大量のデータがレポート サーバー上に保存されてフィルタ処理されるので、クエリ パラメータを使用してデータ ソース側でデータをフィルタ処理するレポートに比べて、レポートのパフォーマンスが劣る可能性があります。
フィルタの操作方法については、次のトピックを参照してください。
クエリ パラメータの使用
データ ソース側でデータのフィルタ処理を行う場合は、クエリ パラメータを使用します。レポート デザイナでは、すべてのクエリ パラメータを検出し、クエリ パラメータにデータを渡すレポート パラメータを自動的に作成する処理が行われます。また、[データセット] ダイアログ ボックスの [パラメータ] タブを使用して、クエリ パラメータにレポートの変数を手動で関連付けることもできます。
クエリ パラメータをレポートの値に関連付ける方法については、次のトピックを参照してください。
一部のデータ ソースでは、クエリ パラメータがサポートされていません。この場合は、フィルタの使用をお勧めします。
参照
概念
その他の技術情報
Reporting Services でのパラメータを使用した作業
ヘルプおよび情報
変更履歴
リリース | 履歴 |
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2006 年 4 月 14 日 |
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