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HTML 表示でのレポート アイテム

HTML 表示拡張機能を使用すると、レポート アイテムとデータのレイアウトが HTML ファイルの要素として表示されます。各アイテムがどのように表示されるかは、レポート アイテムごとに異なります。

ReportItems

ReportItems RDL 要素は、HTML 表示拡張機能によって TABLE 要素として表示されます。テーブル内の TR 要素は、拡張機能の位置決定アルゴリズムに基づいて表示されます。ReportItems 要素に 1 つの子アイテムが含まれている場合、そのアイテムは直接表示されます。ReportItems 要素に子アイテムが含まれていない場合、テーブルは HTML で表示されません。

ReportItems RDL 要素内のアイテム (テーブル、マトリックス、一覧、グラフ、直線、四角形、テキスト ボックス、画像、およびサブレポート) は、TD 要素としてテーブル内に表示されます。次の表で、HTML 表示拡張機能では、一般的なレポート アイテムのサブ要素がどのように TD 要素に表示されるかについて説明します。各レポート アイテムに固有のサブ要素については、このトピックで後ほど説明します。

RDL 要素 表示方法

Name

無視されます。

Top

アイテムの上位置を決定します。また、アイテムが重なっている場合に最初に配置するアイテムも決定します。

Left

アイテムの左位置を決定します。また、アイテムが重なっている場合に最初に配置するアイテムも決定します。

Height

高さを変更できないアイテムの HEIGHT 属性です。

Width

幅を変更できないアイテムの WIDTH 属性です。

ZIndex

アイテムが重なっている場合に最初に配置するアイテムを決定します。

Label

TITLE 属性です。画像の ALT 属性としても表示されます。

HTML ではアイテムの重なりがサポートされないので、そのようなアイテムはページ上で隣り合うように配置されます。表示拡張機能では、重なっているアイテムの位置を決定するための評価を、アイテムの Top 要素の値、次に Left 要素の値、最後に ZIndex の値の順で行います。

直線

水平線と垂直線は、テーブルの罫線として表示され、他の要素で切り取られます。他のアイテムと重ならない対角線は、VML を使用して描画されます。他のアイテムと重なる対角線は表示されません。出力形式が HTML 3.2 の場合、対角線は表示されません。

四角形

四角形は、HTML 4.0 では TD 要素を使用して描画され、HTML 3.2 では 1 つのセルを持つ独立した TABLE 要素として描画されます。四角形内にアイテムが 1 つ存在する場合、アイテムはその要素内に直接表示されます。四角形内に複数のアイテムが存在する場合、新たな TABLE 要素が作成され、アイテムはそのテーブルの内部に表示されます。

テキスト ボックス

テキスト ボックスは、SPAN 属性を含む DIV 要素として HTML ドキュメントに表示されます。出力形式が HTML 3.2 の場合、テキスト ボックスは 1 つのセルを持つ TABLE 要素として表示されます。次の表に、HTML 表示拡張機能では Hyperlink RDL 要素内の要素がどのように表示されるかを示します。

RDL 要素 表示方法

Value

DIV 要素、TABLE 要素、または TD 要素内のテキストです。

HideDuplicates

データが以前のレコードと同じで、ページの最初のインスタンスではない場合、アイテムは表示されません。

CanGrow RDL 要素と CanShrink RDL 要素は、HTML 表示拡張機能によって次のように表示されます。

CanGrow CanShrink HTML 4.0 HTML 3.2

False

False

テキスト ボックスの高さと幅が表示されます。オーバーフローは表示されません。

テキスト ボックスの高さと幅が表示されます。

True

False

テキスト ボックスの高さと幅が表示されます。オーバーフローも表示されます。

テキスト ボックスの幅が表示されます。高さは無視されます。

False

True

テキストが DIV 親要素の内部に表示されます。DIV の高さと幅が表示されます。オーバーフローは表示されません。

テキスト ボックスの高さと幅が表示されます。

True

True

テキスト ボックスの幅が表示されます。垂直方向のオーバーフローは表示されますが、水平方向のオーバーフローは表示されません。高さは無視されます。

テキスト ボックスの幅が表示されます。高さは無視されます。

画像

画像は、HTML ドキュメントの IMG タグとして表示されます。次の表に、HTML 表示拡張機能では Image RDL 要素内の要素がどのように表示されるかを示します。

RDL 要素 表示方法

Source

IMG タグの SRC 属性です。

Sizing RDL 要素は、HTML 表示拡張機能によって次のように表示されます。

Sizing HTML 4.0 HTML 3.2

Clip

IMG タグが DIV タグの内部に格納されます。オーバーフローは表示されません。高さと幅がスタイルとして DIV タグに適用されます。

幅と高さがピクセルに変換され、属性として表示されます。

Fit

幅と高さがスタイルとして表示されます。

幅と高さがピクセルに変換され、属性として表示されます。

FitProportional

IMG タグが DIV タグの内部に格納されます。オーバーフローは表示されません。高さと幅がスタイルとして DIV タグに適用されます。JavaScript が有効である場合、画像がブラウザにダウンロードされた後、画像のサイズを変更するために JScript スクリプトが埋め込まれます。

幅と高さがピクセルに変換され、属性として表示されます。

Autosize

幅と高さがどちらも表示されません。

幅と高さがどちらも表示されません。

サブレポート

サブレポートは、HTML ドキュメントの DIV タグとして表示されます。レポートのコンテンツは、DIV タグの内部に HTML として表示されます。サブレポートが失敗した場合、レポート上のテキスト ボックスにエラーが表示されます。

参照

概念

HTML 出力のデザイン

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手