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閲覧者ロール

更新 : 2006 年 12 月 12 日

閲覧者ロールは、レポートを表示しても、レポートの作成および管理は必ずしも行わないユーザーにとって役立つタスクが含まれた定義済みのロールです。このロールには、レポート サーバーを通常の方法で使用するための基本的な機能が備わっています。このロールのタスクを使用しない場合、レポート サーバーの使用が困難になることがあります。

閲覧者ロールは、システム ユーザー ロールと共に使用する必要があります。これら 2 つのロールの定義を使用すると、レポート サーバー上のアイテムを操作するユーザーに完全なタスク セットを提供できます。閲覧者ロールでは、フォルダ階層内のレポート、レポート モデル、フォルダ、およびその他のアイテムへの表示アクセスが許可されますが、共有スケジュールなどのサイトレベルのアイテムへのアクセスは許可されません。このため、共有スケジュールにアクセスできる 2 番目のロールの割り当てをサイトレベルで作成することをお勧めします。

閲覧者のタスク

閲覧者ロールの定義に含まれているタスクを、次の表に示します。

タスク 説明

レポートの表示

レポートを実行し、レポートのプロパティを表示します。

リソースの表示

リソースおよびリソースのプロパティを表示します。

フォルダの表示

フォルダのコンテンツの表示と、フォルダ階層の参照を行います。

モデルの表示

フォルダ階層のモデルを表示し、モデルをレポートのデータ ソースとして使用し、モデルに対してクエリを実行してデータを取得します。

個別のサブスクリプションを管理

レポートおよびリンク レポートのユーザーが所有するサブスクリプションの作成、表示、変更、および削除と、そのようなサブスクリプションに定義するスケジュールの作成を行います。

閲覧者ロールのカスタマイズ

閲覧者ロールは、必要に応じて変更できます。たとえば、サブスクリプションをサポートしないようにする場合は、"個別のサブスクリプションを管理" タスクを削除できます。また、レポート サーバーにアップロードされる可能性がある付属ドキュメントなどのアイテムをユーザーに対し非表示にする場合は、"リソースの表示" タスクを削除できます。

表示とフォルダの参照を可能にするために、このロールには、少なくとも "レポートの表示" タスクと "フォルダの表示" タスクを定義する必要があります。フォルダの参照を無効にする必要がない限り、"フォルダの表示" タスクは削除しないでください。同様に、ユーザーに対しレポートを非表示にする必要がない限り、"レポートの表示" タスクは削除しないでください。いずれかのタスクを削除する場合、特定のユーザー グループに限定して適用されるカスタム ロールの定義が必要になります。カスタム ロールの定義作成の詳細については、「ロールの割り当てを使用したセキュリティの構成」を参照してください。

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 12 月 12 日

変更内容 :
  • 共有スケジュールに関する推奨事項。

参照

概念

ロールの割り当てを使用したセキュリティの構成
ロールの割り当ての作成、変更、および削除
システムレベルのセキュリティの設定
既定のセキュリティの使用
定義済みロールの割り当て
アイテムレベルのタスク
定義済みロールの概要
Reporting Services の権限とセキュリティの管理

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手