カレンダー対応の日付/時刻 UDT
更新 : 2005 年 12 月 5 日
どのカレンダー システムが使用されているかを理解していないと日付は意味を持たないため、日付を文字列として格納すると混乱する場合があります。
CADatetime サンプルでは、日付と時刻にカレンダー対応処理を行う、CADatetime と CADate という 2 つのユーザー定義データ型を定義しています。
インストール ディレクトリ :
drive:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Engine\Programmability\
CLR\CADateTime\
シナリオ
Jane は Adventure Works Cycles の開発者です。世界中の日付と時刻を処理するソフトウェアを作成する必要があります。特定のカレンダー システムでの日付表現を支援する CADatetime および CADate UDT を使用します。
言語
Transact-SQL、Visual C#、および Visual Basic。
機能
CADatetime サンプルは、Microsoft SQL Server の次の機能を使用します。
アプリケーション エリア | 機能 |
---|---|
UDT 実装 |
CLR |
国際化対応 |
サテライト アセンブリ |
前提条件
このサンプルを実行する前に、次のソフトウェアがインストールされていることを確認してください。
- SQL Server 2005 または SQL Server 2005 Express Edition (SQL Server Express)。SQL Server Express は、SQL Server 2005 Express Edition ドキュメントとサンプルの Web サイトから無償で入手できます。
- SQL Server 2005 に付属の AdventureWorks データベース。SQL Server デベロッパー Web サイトからも入手できます。
- SQL Server 2005 データベース エンジンのサンプル。これらのサンプルは SQL Server 2005 に含まれています。これらの最新バージョンは、SQL Server デベロッパー Web サイトからダウンロードできます。
- .NET Framework SDK 2.0 または Microsoft Visual Studio 2005。.NET Framework SDK は無償で入手できます。詳細については、「.NET Framework SDK のインストール」を参照してください。
サンプルのビルド
強力な名前のキー ファイルをまだ作成していない場合は、次の指示に従ってキー ファイルを生成してください。
厳密な名前のキー ファイルを生成するには
Microsoft Visual Studio 2005 コマンド プロンプトを開きます。[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をポイントし、[Microsoft .NET Framework SDK 2.0] をポイントします。次に、[SDK コマンド プロンプト] をクリックします。
-- または --
Microsoft .NET Framework コマンド プロンプトを開きます。[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をポイントし、[Microsoft .NET Framework SDK 2.0] をポイントします。次に、[SDK コマンド プロンプト] をクリックします。
ディレクトリの移動コマンド (CD) を使用して、コマンド プロンプト ウィンドウの現在のディレクトリから、サンプルがインストールされているフォルダに移動します。
注 : サンプルが配置されているフォルダを調べるには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server]、[マニュアルとチュートリアル] の順にポイントして、[サンプル ディレクトリ] をクリックします。既定のインストール場所を使用している場合、サンプルは <system_drive>:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples にあります。 コマンド プロンプトで、次のコマンドを実行してキー ファイルを生成します。
sn -k SampleKey.snk
重要 : 厳密な名前のキー ペアの詳細については、MSDN の .NET Development Center にある「Security Briefs: Strong Names and Security in the .NET Framework」を参照してください。
CADatetime サンプルをビルドするには
SDK のコマンド プロンプト ウィンドウまたは Visual Studio のコマンド プロンプト ウィンドウのどちらかを使用して次のコマンドを実行し、サンプルのリソース ファイルをビルドします。
cd CS\CADateTime\resources
build.cmd
cd ..\..\..
Visual Studio 2005 および提供されている Visual Studio ソリューションを使用するか、.NET Framework SDK 2.0 に含まれている Microsoft MSBuild を使用して、サンプルをコンパイルします。コマンド プロンプトで、次のようなコマンドを実行します。
msbuild /nologo /verbosity:quiet /property:Configuration=Debug CS\ CADateTime.sln
AdventureWorks データベースがインストールされていることを確認します。
既定の場所に SQL Server データベース エンジン サンプルをインストールしていない場合、サンプルがインストールされている場所が参照されるように、Scripts\InstallCS.sql スクリプトおよび Scripts\InstallVB.sql スクリプトの CREATE ASSEMBLY 部のパスを変更します。
使用している SQL Server インスタンスの管理者でない場合は、インストールを完了するために CreateAssembly 権限が管理者から付与されている必要があります。
Visual C# プロジェクトと Visual Basic プロジェクトのどちらをコンパイルしたかに応じて、Management Studio でファイル scripts\installCS.sql または scripts\installVB.sql を開きます。ファイルに含まれているスクリプトを実行するか、コマンド プロンプト ウィンドウで次のようなコマンドを実行します。
sqlcmd -E -I -i Scripts\InstallCS.sql
サンプルの実行
CADatetime サンプルを実行するには
Management Studio で scripts\test.sql ファイルを開き、ファイルに含まれているスクリプトを実行します。または、コマンド プロンプト ウィンドウで次のコマンドを実行します。
sqlcmd -E -I -i Scripts\test.sql
サンプルの削除
CADatetime サンプルを削除するには
SQL Server Management Studio で scripts\cleanup.sql ファイルを開き、ファイルに含まれているスクリプトを実行します。または、コマンド プロンプト ウィンドウで次のコマンドを実行します。
sqlcmd -E -I -i Scripts\cleanup.sql
コメント
このサンプルを正しく機能させるためには、SQL Server 2005 または SQL Server Express の CLR を有効にする必要があります。
サンプルは、演習目的で利用するためにのみ提供されています。サンプルを運用環境で使用することは想定されていないため、運用環境でのサンプルのテストは行われていません。Microsoft では、これらのサンプルに関する製品サポート サービスを提供していません。システム管理者の承認を得ることなく、サンプル アプリケーションやサンプル アセンブリを、運用中の SQL Server データベースやレポート サーバーに接続したり、これらのデータと共に使用することは避けてください。
参照
処理手順
ヘルプおよび情報
変更履歴
リリース | 履歴 |
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2005 年 12 月 5 日 |
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