sqlwb ユーティリティ
sqlwb ユーティリティは、SQL Server Management Studio を開きます。指定したオプションに応じて、sqlwd は、サーバーへの接続を確立し、クエリ、スクリプト、ファイル、プロジェクト、およびソリューションを開きます。
クエリ、プロジェクト、またはソリューションを含んだファイルを指定できます。接続情報が指定され、ファイルの種類とサーバーの種類が対応している場合、クエリを含んだファイルは自動的にサーバーに接続されます。たとえば、.sql ファイルならば、SQL Server Management Studio の SQL クエリ エディタ ウィンドウが開き、.mdx ファイルならば SQL Server Management Studio の MDX クエリ エディタ ウィンドウが開きます。SQL Server のソリューションと SQL Server のプロジェクトは、SQL Server Management Studio で開きます。
メモ : |
---|
sqlwb ユーティリティは、クエリを実行しません。コマンド ラインからクエリを実行するには、sqlcmd ユーティリティを使用します。 |
構文
sqlwb
[scriptfile] [projectfile] [solutionfile]
[-S servername] [-d databasename] [-U username] [-P password]
[-E] [-nosplash] [-?]
引数
- scriptfile
開くスクリプト ファイルを 1 つ以上指定します。パラメータには、ファイルへの完全パスを含む必要があります。
- projectfile
開くスクリプトのプロジェクトを指定します。パラメータには、スクリプト プロジェクト ファイルへの完全パスを含む必要があります。
- solutionfile
開くソリューションを指定します。パラメータには、ソリューション ファイルへの完全パスを含む必要があります。
- [-S servername]
サーバー名です。
- [-d databasename]
データベース名です。
- [-U username]
SQL Server 認証を使用して接続するときのユーザー名です。
- [-P password]
SQL Server 認証を使用して接続するときのパスワードです。
- [-E]
Windows 認証を使用して接続します。
- -nosplash
SQL Server Management Studio を開くとき、スプラッシュ スクリーンのグラフィックを表示しません。限られた帯域幅を使用した接続では、ターミナル サービスを使用して SQL Server Management Studio を起動しているコンピュータへ接続する場合に、このオプションを使用してください。この引数では、大文字と小文字は区別されず、他の引数の前後どちらにも指定できます。
- [-?]
コマンド ライン ヘルプを表示します。
解説
すべてのスイッチは省略可能で、コンマで区切られるファイル以外は、空白で区切られます。スイッチを指定していない場合、sqlwb は、[ツール] メニューの [オプション] 設定で指定されているとおりに SQL Server Management Studio を開きます。たとえば、[環境/全般] の [スタートアップ時] オプションで、[新しいクエリ ウィンドウを開く] を指定すると、sqlwb は空白のクエリ エディタを開きます。
接続情報が指定され、ファイルの種類とサーバーの種類が対応している場合、クエリを含んだファイルはサーバーへの接続を要求します。たとえば、.sql ファイルならば、SQL Server Management Studio の SQL クエリ エディタ ウィンドウが開き、.mdx ファイルならば SQL Server Management Studio の MDX クエリ エディタ ウィンドウが開きます。SQL Server のソリューションと SQL Server のプロジェクトは、SQL Server Management Studio で開きます。
次の表では、ファイルの拡張子に対応するサーバーの種類を示します。
サーバーの種類 | 拡張子 |
---|---|
SQL Server |
.sql |
SQL Server CE |
.sqlce |
SQL Server Analysis Services |
.mdx .xmla |
例
次のスクリプトは、既定の設定でコマンド プロンプトから SQL Server Management Studio を開きます。
sqlwb
次のスクリプトは、コマンド プロンプトから SQL Server Management Studio を開きます。接続には Windows 認証を使用し、サーバー ACCTG and the database AdventureWorks,
に対して設定されているコード エディタを使用します。また、スプラッシュ スクリーンは表示されません。
sqlwb -E -S ACCTG -d AdventureWorks -nosplash
次のスクリプトは、コマンド プロンプトから SQL Server Management Studio を開き、MonthEndQuery スクリプトを開きます。
sqlwb "C:\Documents and Settings\username\My Documents\SQL Server Management Studio Projects\FinanceScripts\FinanceScripts\MonthEndQuery.sql"
次のスクリプトは、コマンド プロンプトから SQL Server Management Studio を開き、developer
という名前のコンピュータ上にある NewReportsProject プロジェクトを開きます。
sqlwb "\\developer\fin\ReportProj\ReportProj\NewReportProj.ssmssqlproj"
次のスクリプトは、コマンド プロンプトから SQL Server Management Studio を開き、MonthlyReports ソリューションを開きます。
sqlwb "C:\solutionsfolder\ReportProj\MonthlyReports.ssmssln"
参照
その他の技術情報
SQL Server Management Studio の概要