Notification Services のエディション
Notification Services は、SQL Server 2005 の以下のエディションで利用可能です。Developer Edition、Standard Edition、Enterprise Edition、および Evaluation Edition。Developer Edition、Enterprise Edition、および Evaluation Edition では、Notification Services の機能はすべて同じです。しかし、Standard Edition の Notification Services には制限事項がいくつかあります。
Notification Services のエディション間の相違点
Notification Services には、エディションごとに次のような相違点があります。
- Notification Services Standard Edition は、1 台のサーバー上で実行される小規模から中規模のアプリケーションを対象としています。Standard Edition では、ジェネレータ スレッド、ディストリビュータ スレッド、バッチごとの通知、および配信選択など、一部のオプションが制限されます。
- Notification Services Enterprise Edition は、中規模から大規模のアプリケーションを対象としています。Enterprise Edition で実行される Notification Services のインスタンスは、複数のサーバーにまたがってスケール変換できます。Enterprise Edition では、通知バッチのサイズだけでなく、ジェネレータ スレッドやディストリビュータ スレッドの数もカスタマイズできます。また、マルチキャスト配信もサポートします。
- Notification Services Developer Edition は、アプリケーション開発を対象としています。
- Notification Services Evaluation Edition は、有効期限付きの試用ソフトウェアです。
次の表は、Notification Services のエディション間での機能上の相違点を示しています。
機能 | Standard Edition のサポート | Enterprise、Developer、および Evaluation Edition のサポート |
---|---|---|
スケールアウト展開 |
サポートしない |
サポートする |
インスタンスごとのジェネレータ スレッド |
1 |
最大 25 |
インスタンスごとのディストリビュータ スレッド |
最大 3 |
無制限 |
通知バッチ サイズ |
調整できない |
調整可能 |
マルチキャスト配信 |
サポートしない |
サポートする |
CPU |
最大 4 |
無制限 |
参照
その他の技術情報
Notification Services インスタンスの移行
Notification Services プログラミングの概要