Analysis Services チュートリアル プロジェクトの修正バージョンの使用
このチュートリアルの残りの 7 つのレッスンでは、最初の 3 つのレッスンで作成した Analysis Services Tutorial プロジェクトの修正版を使用します。まず、新しいテーブルと名前付き計算が Adventure Works DW データ ソース ビューに追加されています。次に、新しいディメンションがプロジェクトおよび Analysis Services Tutorial キューブに追加されています。そして、2 つ目のメジャー グループが追加されています。このメジャー グループには、2 番目のファクト テーブルのメジャーが含まれています。強化されたこのプロジェクトを使用し、これまでに習得したスキルを繰り返し使用することなく、ビジネス インテリジェンス アプリケーションに機能性を付加する方法をさらに学習できます。
チュートリアルを続ける前に、Analysis Services Tutorial プロジェクトの修正版を読み込み、処理する必要があります。
メモ : |
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このチュートリアルに必要な修正版チュートリアル プロジェクトを使用する場合は、Microsoft ダウンロード サイトからサンプルの最新版をダウンロードする必要があります。詳細については、「サンプルのインストール」の「サンプルの最新版の入手」を参照してください。 |
修正したプロジェクトの読み込みと処理
修正したプロジェクトを読み込んで、処理するには
[ファイル] メニューの [ソリューションを閉じる] をクリックします。
[ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[プロジェクト/ソリューション] をクリックします。
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Samples\Analysis Services\Tutorials\Lesson4 Start に移動し、Analysis Services Tutorial.sln をダブルクリックします。
Analysis Services Tutorial プロジェクトの修正版を、Analysis Services のローカル インスタンスに配置します。別のインスタンスに配置することもできますが、処理が正常に完了することを確認してください。
プロジェクトの修正について
プロジェクトの修正版は、最初の 3 つのレッスンで作成した Analysis Services Tutorial プロジェクトとは異なります。この相違点について、次のセクションで説明します。チュートリアルの残りのレッスンを続ける前に、この情報を確認してください。
データ ソース ビュー
修正したプロジェクトのデータ ソースには、AdventureWorksDW データベースから取得された 1 つのファクト テーブルと 4 つのディメンションが追加されています。このデータ ソース ビューを、次の図に示します。
このデータ ソース ビューには 10 個のテーブルがあります。<すべてのテーブル> ダイアグラムの情報が整理されていないため、テーブル間のリレーションシップを理解することが難しく、特定のテーブルを容易に探すことができません。この問題を解決するために、テーブルを 2 つの論理ダイアグラムに整理します。2 つのダイアグラムとは、Internet Sales ダイアグラムと Reseller Sales ダイアグラムです。1 つのファクト テーブルに対し、これらのダイアグラムを 1 つずつ構成します。1 つのダイアグラムにテーブルやそのリレーションシップをすべて表示しなくとも、論理ダイアグラムを作成することにより、複数のテーブルから特定のサブセットのみをデータ ソース ビューに表示し、操作できます。
Internet Sales ダイアグラム
Internet Sales ダイアグラムには、インターネット経由で直接顧客に販売された、Adventure Works 製品の売上に関連するテーブルが含まれています。このダイアグラムのテーブルには、レッスン 1 で Analysis Services Tutorial データ ソース ビューに追加した、次の 4 つのディメンション テーブルと 1 つのファクト テーブルが含まれています。
- DimGeography
- DimCustomer
- DimTime
- DimProduct
- FactInternetSales
Internet Sales ダイアグラムを次の図に示します。
Reseller Sales ダイアグラム
Reseller Sales ダイアグラムには、販売店による Adventure Works 製品の売上に関するテーブルが含まれています。このダイアグラムには、AdventureWorksDW データベースから取得された、次の 7 つのディメンション テーブルと 1 つのファクト テーブルが含まれています。
- DimReseller
- DimPromotion
- DimSalesTerritory
- DimGeography
- DimTime
- DimProduct
- DimEmployee
- FactResellerSales
Reseller Sales ダイアグラムを次の図に示します。
DimGeography、DimTime、および DimProduct テーブルは、Internet Sales ダイアグラムと Reseller Sales ダイアグラムの両方で使用されます。SQL Server 2005 では、ディメンション テーブルを複数のファクト テーブルにリンクさせることができます。
データベースとキューブ ディメンション
Analysis Services Tutorial プロジェクトには、5 つの新しいデータベース ディメンションがあります。また、Analysis Services Tutorial キューブは、これらと同じ 5 つのディメンションをキューブ ディメンションとして保持します。これらのディメンションには、名前付き計算、複合メンバ キー、および表示フォルダを使用しながら修正したユーザー階層とユーザー属性が存在します (そのようなユーザー階層とユーザー属性を持つようにディメンションが定義されています)。この新しいディメンションの内容は次のとおりです。
- Reseller ディメンション
Reseller ディメンションは、Adventure Works DW データ ソース ビューの Reseller テーブルに基づいています。
- Promotion ディメンション
Promotion ディメンションは、Adventure Works DW データ ソース ビューの Promotion テーブルに基づいています。
- Sales Territory ディメンション
Sales Territory ディメンションは、Adventure Works DW データ ソース ビューの Sales Territory テーブルに基づいています。
- Employee ディメンション
Employee ディメンションは、Adventure Works DW データ ソース ビューの Employee テーブルに基づいています。
- Geography ディメンション
Geography ディメンションは、Adventure Works DW データ ソース ビューの Geography テーブルに基づいています。
Analysis Services キューブ
Analysis Services Tutorial キューブには 2 つのメジャー グループがあります。1 つは、InternetSales テーブルに基づく元のメジャー グループ、もう 1 つは、Adventure Works データ ソース ビューの ResellerSales テーブルに基づくメジャー グループです。Internet Sales メジャー グループが強調表示された Analysis Services Tutorial キューブを次の図に示します。