メジャーの変更
各メジャーの FormatString プロパティで書式設定を定義することにより、メジャーの表示方法を調整し、キューブ内のメジャーの使いやすさを向上させることができます。この実習では、Analysis Services Tutorial キューブの通貨メジャーと比率メジャーの書式プロパティを指定します。
キューブのメジャーを変更するには
Analysis Services Tutorial キューブのキューブ デザイナで、[キューブ構造] タブに切り替えます。次に、[メジャー] ペインの [Internet Sales] メジャー グループを展開し、[Order Quantity] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウの [自動的に隠す] をクリックし、[プロパティ] ウィンドウを開いたまま固定します。
[プロパティ] ウィンドウを開いたままにしておくと、キューブ内のアイテムごとにプロパティを変更する操作が容易になります。
[プロパティ] ウィンドウで、FormatString プロパティのセルをクリックして、[#,#] を選択します。
[キューブ構造] タブのツール バーで、[メジャー グリッドの表示] をクリックします。
グリッド ビューに切り替えると、複数のメジャーを同時に選択できます。
Ctrl キーを押しながら、以下の複数のメジャーを選択します。
- Unit Price
- Extended Amount
- Discount Amount
- Product Standard Cost
- Total Product Cost
- Sales Amount
- Tax Amt
- Freight
次の図は、これらのメジャーが選択された [キューブ構造] タブです。
[プロパティ] ウィンドウで、FormatString プロパティのセルをクリックして、[Currency] を選択します。
[プロパティ] ウィンドウの一番上にあるボックスの一覧で、[Unit Price Discount Pct] メジャーを選択します。次に、FormatString プロパティのセルをクリックして [Percent] を選択します。
[プロパティ] ウィンドウで、Unit Price Discount Pct メジャーの Name プロパティを Unit Price Discount Percentage に変更します。
[メジャー] ペインで [Tax Amt] をクリックし、このメジャーの名前を "Tax Amount" に変更します。
この手順でメジャーの名前を変更する操作は、[プロパティ] ウィンドウの Name プロパティを変更する操作と同じです。
[プロパティ] ウィンドウの [自動的に隠す] をクリックし、[プロパティ] ウィンドウを非表示にします。次に、[キューブ構造] タブのツール バーで、[メジャー ツリーの表示] をクリックします。
Business Intelligence Development Studio の [ビルド] メニューで、[Analysis Services Tutorial の配置] をクリックします。
このプロパティの差分を配置するように構成しているため、以前の配置以降にこのプロジェクトで行った変更のみが Analysis Services のインスタンスに配置されます。
配置が完了したら、キューブ デザイナの [ブラウザ] タブをクリックします。
BI Development Studio がキューブの更新を検出し、再接続して更新を反映するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
[ブラウザ] タブのツール バーで、[再接続] をクリックします。
データ ペインに、各 Sales Amount メジャーの金額値がそれぞれのロケールに適した書式で表示されるようになりました。
メタデータ ペインで、[Measures]、[Internet Sales] の順に展開します。次に、[Order Quantity] を右クリックし、[データ領域に追加] をクリックします。
次の図のように、すべての数値に新しいメジャーの書式が適用されています。
[ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。
Analysis Services Tutorial プロジェクトに対するこの時点までの変更が保存されました。ここでチュートリアルを終了しても、後でこの続きから再開できます。
各メジャーの FormatString プロパティと Name プロパティの値を指定することにより、Analysis Services Tutorial キューブのメジャーが使いやすくなりました。