レプリケーションのセキュリティに関する機能強化
SQL Server 2005 では、レプリケーションのセキュリティに関する機能がいくつかの点で強化されました。
- エージェント間のセキュリティの粒度が改善されました。旧バージョンの SQL Server の各種エージェントは、既定で SQL Server エージェントのコンテキストで実行されました。SQL Server 2005 では、レプリケーション エージェントの実行と接続をどのアカウントで行うのかを細かく制御できるようになりました。つまり、各エージェントに別々のアカウントを指定することが可能です。詳細については、「レプリケーション エージェントのセキュリティ モデル」を参照してください。
重要 : SQL Server 2000 または SQL Server 7.0 で作成されたレプリケーション スクリプトの場合、セキュリティに関して強化された機能を活用するには、そのスクリプトを SQL Server 2005 用にアップグレードする必要があります。詳細については、「レプリケーション スクリプトをアップグレードする方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)」を参照してください。 - エージェントのパスワードは、エージェントのプロパティ ダイアログ ボックスやストアド プロシージャによって変更できます。レプリケーション エージェントが使用する Windows アカウントまたは SQL Server ログインのパスワードを変更する場合は、レプリケーションによって 1 つの場所に格納されているすべてのパスワードを変更できます。詳細については、「レプリケーションのセキュリティ設定を表示および変更する方法 (SQL Server Management Studio)」と「レプリケーションのセキュリティ設定を表示および変更する方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)」を参照してください。