Notification Services に関する注意点
Microsoft SQL Server Notification Services の構成を計画する場合は、負荷のピーク期間に必要になる処理要件とディスク要件を確認することが重要です。最初にハードウェアの使用パターンを分析してから、負荷のピーク期間の要件に合わせて基準を設定します。
負荷のピーク期間
負荷のピーク期間に基づいてハードウェア構成を計画します。たとえば、トラフィックを報告するアプリケーションが定期的なサブスクリプションをサポートし、現地時間の午前 7 時から午前 9 時までの間と、午後 4 時から午後 6 時までの間にトラフィックの更新を希望するユーザーがほとんどの場合は、24 時間の平均値ではなく、これらの期間とその期間中のピーク時に基づいてシステムを計画する必要があります。
ハードウェアの使用パターン
通知アプリケーションとデータベースをホストするサーバーを計画するときには、以下の点を検討します。
- 通知の生成には tempdb を頻繁に使用する必要があり、ディスクを集中的に使用します。通知はデータベース サーバーで生成されるので、一般的にはデータベースをホストするサーバーのディスク サブシステムによってアプリケーションが生成できる通知数が制限されます。
したがって、パフォーマンスの高いコントローラが管理する高速ディスク ドライブを使用すれば、SQL Server のパフォーマンスを向上できます。記憶容量を増加すれば生成できる通知数も増加することもありますが、高速のコントローラを備えた高速ドライブの使用は、パフォーマンスを大幅に向上させます。
データ削除処理 (Vacuumer) は、アプリケーション データベースから古いイベントと通知データを削除します。ディスク領域を節約し、パフォーマンスを維持するためには、古いデータを削除することが重要です。アプリケーション定義で、アプリケーションごとに 1 つのデータ削除スケジュールを構成します。詳細については、「データ削除の構成」を参照してください。 - 通常、通知の配信は処理能力と配信の帯域幅で制限されます。通知の書式設定には十分な処理能力が必要であり、通知の配信には通知を配信するシステムに相応する帯域幅が必要になります。
参照
概念
アプリケーションの実行設定の指定
Notification Services システムの計画