リモート データ アクセス (RDA) の一般的な使用方法
Microsoft デバイス上で実行される SQL Server 2005 Compact Edition (SQL Server Compact Edition) アプリケーションでは、リモート データ アクセス (RDA) を使用して以下の操作を実行できます。
- データのダウンロード。SQL Server のデータベースから SQL Server Compact Edition データベースにデータをプルできます。たとえば、会社の従業員名簿、製品価格表、または製品カタログを、デバイスにダウンロードできます。
- データのキャプチャとアップロード。ユーザーがフォームに入力した情報、GPS システム、バーコード リーダーなどからデータをキャプチャできます。また、デバイスの SQL Server Compact Edition データベースに、キャプチャされたデータを格納できます。さらに、キャプチャされたデータを、定期的に SQL Server Compact Edition データベースから SQL Server データベースにプッシュできます。
- データのダウンロード、更新、アップロード。SQL Server データベースから SQL Server Compact Edition データベースにデータをプルできます。その後、SQL Server Compact Edition データベースを更新できます。さらに、変更されたデータを、定期的に SQL Server Compact Edition データベースから SQL Server データベースにプッシュできます。
- SQL ステートメントの送信。SQL ステートメントを送信し、リモートの SQL Server データベースで実行させることができます。これは、デバイスがネットワークに常に接続されている場合は特に役立ちます。
アプリケーションではこれらの方法を組み合わせて使用することができます。たとえば、販売サポート用アプリケーションでは、価格表をデバイスにダウンロードし、デバイス上でキャプチャした新規受注をアップロードします。また、SQL ステートメントを SQL Server データベースに直接送信できます。