特定のバージョンを最新バージョンとして指定する方法
ソース管理にファイルをチェックインすると、そのバージョンが最新バージョンになります。つまり、その最新バージョンをチェックアウト (取得) するユーザーは、その最新項目のローカル コピーを受け取ることになります。
ただし、古いバージョンの項目を最新バージョンとして指定したい状況もあります。たとえば、ファイルをチェックアウトし、そのファイルを修正してからチェックインした後に、その修正内容を破棄することにしたとします。既に項目をチェックインしているので、最初のチェックアウトを元に戻すことはできません。この場合は、最初にチェックアウトしたバージョンを最新バージョンの項目として指定できます。
最新バージョンとして指定するには、以下の方法があります。
- バージョンのピン設定。ファイルのバージョンにピンを設定しても、そのバージョンよりも新しいバージョンが削除されるわけではありません。ピンを設定したファイルのピンを解除することもできます。ピンを解除すると、最後にチェックインしたバージョンのファイルが最新バージョンになります。ただし、ピンを設定したファイルをチェックアウトすることはできません。
- 指定したバージョンへのロールバック。あるバージョンにロールバックすると、そのバージョンよりも新しいバージョンはすべてソース管理から削除されます。その後、残っている最新バージョンをチェックアウトできます。
バージョンにピンを設定するには
SQL Server Management Studio で、ソリューションを開きます。
ソリューション エクスプローラで、最新バージョンとして指定するファイルを選択します。
[ファイル] メニューの [ソース管理] をポイントし、[履歴の表示] をクリックします。
[<ファイル> の履歴] ダイアログ ボックスで、最新バージョンに指定するバージョンを選択し、[ピン設定] をクリックします。
選択したバージョンの横に、それがファイルの最新バージョンであることを示すピンの記号が表示されます。SQL Server Management Studio に別のバージョンが読み込まれている場合は、ファイルの再読み込みのための画面が表示されます。
特定のバージョンにロールバックするには
SQL Server Management Studio で、ソリューションを開きます。
ソリューション エクスプローラで、最新バージョンとして指定する項目を選択します。
[ファイル] メニューの [ソース管理] をポイントし、[履歴] をクリックします。
[ファイルの履歴表示オプション] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。[ファイルの履歴] ダイアログ ボックスが表示されます。
[ファイルの履歴] ダイアログ ボックスで、最新バージョンに指定するバージョンを選択し、[ロールバック] をクリックします。
選択したバージョンよりも新しいバージョンがすべて削除されることを知らせるメッセージが表示されます。
[はい] をクリックして、選択したバージョンにロールバックします。