ProfileName プロパティ (レプリケーション)
ProfileName プロパティには、SQL Server 2005 Compact Edition (SQL Server Compact Edition) サブスクライバで使用されるディストリビュータ側のマージ エージェント プロファイルの名前を指定します。プロファイルでは、タイムアウト値などの動作が定義されます。既定値は、ディストリビュータにプロファイルを作成し、ProfileName プロパティにその名前を指定することによって、オーバーライドできます。
構文
object.ProfileName [= value]
パラメータ
- value
エージェント プロファイル名
適用対象
SQL Server Compact Edition Replication オブジェクト
データ型
文字列
属性
読み取り/書き込み
プロトタイプ
HRESULT get_ProfileName(BSTR *pVal);
HRESULT put_ProfileName(BSTR newVal);
解説
プロファイルには、SQL Server 調整エージェントの動作を制御する一連のパラメータが含まれています。たとえば、SQL Server 調整エージェントで使用される LoginTimeOut および QueryTimeOut の値が指定されます。プロファイルは、ディストリビュータに格納されます。また、サブスクリプションが同期されるたびに読み取られます。詳細については、SQL Server Books Online の「エージェント プロファイル」を参照してください。
プロファイルを使用すると、各サブスクライバで値を変更しなくても、同期用の主要なパラメータをすべてのサブスクライバに対して容易に変更できます。たとえば、プロファイルを共有する 5 つの SQL Server Compact Edition クライアントがあり、クエリのタイムアウト値を変更する場合は、プロファイル内で QueryTimeOut 値を変更するだけで、すべての SQL Server Compact Edition クライアントで変更後の QueryTimeOut 値が使用されます。
また、SQL Server Compact Edition クライアントごとに異なるプロファイルを作成することもできます。たとえば、ダイヤルアップ インターネット接続を使用する SQL Server Compact Edition クライアントで 1 つのタイムアウト値を使用し、高速イントラネット接続を使用するクライアントで別のタイムアウト値を使用することができます。ProfileName は、プロファイルの名前を指定するときに使用します。
ProfileName を指定しないと、既定のプロファイル値が使用されます。
ProfileName を指定すると、プロファイル内で指定した LoginTimeOut パラメータおよび QueryTimeOut パラメータにより、Replication オブジェクトで指定した LoginTimeOut プロパティおよび QueryTimeOut プロパティの値が上書きされます。
参照
関連項目
LoginTimeout プロパティ (レプリケーション)
QueryTimeout プロパティ (レプリケーション)
Replication オブジェクトのプロパティ