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リモート パーティションを定義する方法

1 台のコンピュータをマスタ サーバーとして指定し、もう 1 台のコンピュータを従属サーバーとして指定するリモート パーティション配置を作成するには、SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) の単一インスタンスを実行している 2 台の別々のコンピュータが必要です。

リモート パーティション配置を作成するには、両方のコンピュータで OLAP 管理者のステータスを持っており、マスタ サーバー コンピュータのファイアウォールが外部接続を受け入れるように設定されている必要があります。ファイアウォールの設定については、「Analysis Services アクセスに対して Windows ファイアウォールを構成する方法」を参照してください。パーティションの使用方法の詳細については、「Analysis Services パーティションの管理」を参照してください。

リモート パーティションを設定するには

  1. (マスタ サーバーでの操作) キューブが格納された新しいプロジェクトを作成します。

  2. (マスタ サーバーでの操作) Business Intelligence Development Studio のソリューション エクスプローラでプロジェクト名を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  3. (マスタ サーバーでの操作) [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスで、[構成プロパティ][配置] を選択します。[サーバー名] ボックスに、Analysis Services のマスタ サーバー インスタンスの名前を入力します。[OK] をクリックします。

  4. (マスタ サーバーでの操作) ソリューション エクスプローラでプロジェクト名を右クリックし、[処理] をクリックします。プロジェクトを配置して処理します。

  5. (従属サーバーでの操作) マスタ サーバー データベースを参照するデータ ソースを使用して、Business Intelligence Development Studio で新しいプロジェクトを作成します。[ネイティブ OLE DB\Microsoft OLE DB Provider for Analysis Services 9.0] というプロバイダを使用します。

  6. (従属サーバーでの操作) ソリューション エクスプローラでプロジェクト名を右クリックし、[データベースの編集] をクリックします。

  7. (従属サーバーでの操作) [プロパティ][MasterDataSourceID] を、新しく作成したマスタ サーバーのデータ ソース ID に設定します。

  8. (従属サーバーでの操作) ソリューション エクスプローラで、データベース名を右クリックして [プロパティ] をクリックします。[プロパティ] ダイアログ ボックスで、[構成プロパティ][配置][サーバー] の順にクリックして、従属サーバーの名前を設定します。

  9. (従属サーバーでの操作) データベースを配置して処理します。

  10. (従属サーバーでの操作) SQL Server Management Studio のオブジェクト エクスプローラで、接続された Analysis Services のインスタンスを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[Feature\LinkToOtherInstanceEnabled][Feature\LinkFromOtherInstanceEnabled] の両方を true に設定します。

  11. (従属サーバーでの操作) オブジェクト エクスプローラでサーバー名を右クリックして [サービスの管理] をクリックし、サーバーを再起動します。[サービスのプロパティ] ダイアログ ボックスの [再起動] をクリックします。

  12. (マスタ サーバーでの操作) SQL Server Management Studio のオブジェクト エクスプローラで、接続された Analysis Services のインスタンスを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[Feature\LinkToOtherInstanceEnabled][Feature\LinkFromOtherInstanceEnabled] の両方を true に設定します。

  13. (マスタ サーバーでの操作) オブジェクト エクスプローラでサーバー名を右クリックして [サービスの管理] をクリックし、サーバーを再起動します。[サービスのプロパティ] ダイアログ ボックスの [再起動] をクリックします。

  14. (マスタ サーバーでの操作) Business Intelligence Development Studio で、従属サーバー データベースを参照して、新しいデータ ソースをプロジェクトで作成します。[ネイティブ OLE DB\Microsoft OLE DB Provider for Analysis Services 9.0] というプロバイダを使用します。

  15. (マスタ サーバーでの操作) キューブの [パーティション] ページを開きます。キューブを右クリックして、[パーティション] をクリックします。

  16. (マスタ サーバーでの操作) 新しいパーティションで使用するテーブルの準備がまだできていない場合は、既存のパーティションを削除する必要があります。これを行うには、パーティション名を右クリックして [削除] をクリックし、[新しいパーティション] リンクをクリックして、新しいパーティションを追加します。

  17. (マスタ サーバーでの操作) パーティション ウィザード内をクリックして進んで、[処理およびストレージの場所] ページを表示します。[処理場所][リモート Analysis Services データ ソース] を、従属データベースを参照する、新しく作成されたデータ ソースに設定します。ウィザードを完了します。

  18. (マスタ サーバーでの操作) ソリューション エクスプローラでキューブ名を右クリックして [処理] をクリックし、キューブを完全に処理します。

参照

概念

リモート パーティション

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手