SQL Server エージェント エラー ログの使用
SQL Server エージェントでは、既定で、警告とエラーを記録するエラー ログが作成されます。次の警告とエラーがログに表示されます。
- 警告メッセージ。"ジョブ <job_name> が実行中に削除されました。" など、潜在的な問題についての情報を提供します。
- エラー メッセージ。"メール セッションを開始できません。" など、通常はシステム管理者による介入が必要となります。エラー メッセージは、net send によって、特定のユーザーまたはコンピュータに送信可能です。
SQL Server では、最大 9 つの SQL Server エージェント エラー ログが保持されます。アーカイブ処理された各ログには、作成順を示す拡張子が付けられます。たとえば、拡張子 .1 は、それが最も最近アーカイブ処理されたエラー ログであり、拡張子 .9 は、それが一番古いエラー ログであることを示します。
実行トレース メッセージで SQL Server エージェント エラー ログがいっぱいになる可能性があるので、既定では、これらのメッセージはエラー ログに書き込まれません。エラー ログがいっぱいになった場合、より困難なエラーを選別し分析する能力が低下します。ログによってサーバーの処理負荷が増加するので、実行トレース メッセージをエラー ログに記録する場合は、その価値を十分に検討することが重要です。一般に、すべてのメッセージを記録するのは、特定の問題をデバッグするときのみに限定します。
SQL Server エージェントが停止している間に、SQL Server エージェント エラー ログの場所を変更できます。エラー ログが空の場合は、ログを開くことができません。Microsoft SQL Server 2005 では、SQL Server エージェントを停止しなくても SQL Server エージェント ログをいつでも使い回すことができます。