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パイプの他端にプロセスがない場合のトラブルシューティング

サーバーで名前付きパイプのサポートが有効になっていない場合、たとえ TCP/IP などの他のプロトコルが使用可能であっても、SQL Server に接続するときに、SQL Server に接続しているクライアントでこの名前付きパイプ エラーが発生することがあります。

名前付きパイプがサーバーで有効になっていない場合、名前付きパイプを使用したクライアント接続の試行は拒否されます。このエラーは次の 2 つの状況で発生します。

  • クライアントは名前付きパイプのみを使用して接続しようとするが、名前付きパイプ プロトコルがサーバーで有効になっていない。
  • クライアントは任意の使用可能なプロトコルを使用して接続しようとするが、クライアント プロトコルの順序の一覧で、名前付きパイプが TCP の前に記載されている。

エラー テキスト

名前付きパイプ プロバイダ : パイプの他端にプロセスがありません。

Microsoft SQL Native Client : コミュニケーション リンクが失敗しました。

Microsoft SQL Native Client : サーバーへの接続を確立中にエラーが発生しました。SQL Server 2005 に接続している場合、既定の設定では SQL Server によるリモート接続が許可されていないために、このエラーが発生した可能性があります。

このエラーの一般的な原因

原因 解決方法

クライアントが名前付きパイプを使用して接続しようとしているが、サーバーが名前付きパイプを使用したリモート接続を許可するように構成されていない。

TCP/IP を使用して接続するか、またはセキュリティ構成ツールを使用して名前付きパイプを使用したリモート接続を有効にする。

クライアント プロトコルの順序により、TCP プロトコルの前に名前付きパイプ プロトコルを使用して接続しようとしているが、名前付きパイプがサーバーで有効になっていない。

クライアント コンピュータ上で SQL Server 構成マネージャを使用して、プロトコルの順序の一覧で TCP を名前付きパイプの前に移動する。

参照

概念

サーバー ネットワークの構成

その他の技術情報

SQL Server セキュリティ構成
クライアント ネットワーク構成

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手