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外部結合を作成する方法 (Visual Database Tools)

更新 : 2006 年 4 月 14 日

クエリおよびビュー デザイナの既定では、テーブル間に内部結合が作成されます。つまり、内部結合では、他方のテーブルの行と一致しない行は除外されます。これに対し、外部結合からは、FROM 句で指定された少なくとも 1 つのテーブルまたはビューにあり、任意の WHERE 検索条件または HAVING 検索条件を満たしているすべての行が返されます。結合テーブルに一致しないデータ行を結果セットに含める場合は、外部結合を作成します。

外部結合を作成するときは、SQL ステートメントでのテーブルの表示順序 (SQL ペインに反映される) が重要です。最初に追加したテーブルは "左" テーブルに、次に追加したテーブルが "右" テーブルになります。ダイアグラム ペインに実際に表示されるテーブルの順序は重要ではありません。左外部結合または右外部結合とは、クエリにテーブルを追加した順序、および SQL ペインの SQL ステートメントでテーブルが表示される順序を示します。

外部結合を作成するには

  1. 結合を自動または手動で作成します。詳細については、「テーブルを自動的に結合する方法 (Visual Database Tools)」または「テーブルを手動で結合する方法 (Visual Database Tools)」を参照してください。

  2. ダイアグラム ペインで結合線を選択し、[クエリ デザイナ] メニューの [<テーブル名> からすべての行を選択] をクリックして、結合する行が含まれるテーブルを結合するコマンドを実行します。

    • 左外部結合を作成するには、最初のテーブルを選択します。
    • 右外部結合を作成するには、2 番目のテーブルを選択します。
    • 完全外部結合を作成するには、両方のテーブルを選択します。

外部結合を指定すると、結合線が外部結合を示す線に変更されます。

さらに、SQL ペインの SQL ステートメントが変更され、次のステートメントのように結合の種類の変更が反映されます。

SELECT employee.job_id, employee.emp_id,
   employee.fname, employee.minit, jobs.job_desc
FROM employee LEFT OUTER JOIN jobs ON 
    employee.job_id = jobs.job_id

外部結合には不一致行が含まれるため、外部結合を使用すれば、外部キー制約に違反する行を検出することができます。そのためには、外部結合を作成し、最も右のテーブルの主キー列から NULL の行を検索する検索条件を追加します。たとえば、次の外部結合は、jobs テーブルに対応する行のない employee テーブルの行を検索します。

SELECT employee.emp_id, employee.job_id
FROM employee LEFT OUTER JOIN jobs 
   ON employee.job_id = jobs.job_id
WHERE (jobs.job_id IS NULL)

参照

概念

外部結合の使用

その他の技術情報

結合を使用したクエリ (Visual Database Tools)
[結合] ダイアログ ボックス (Visual Database Tools)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手