DATABASEPROPERTY (Transact-SQL)
更新 : 2006 年 7 月 17 日
指定されたデータベース名とプロパティ名のデータベース プロパティ値を返します。
重要 : |
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この機能は、将来のバージョンの Microsoft SQL Server では削除される予定です。新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。代わりに DATABASEPROPERTYEX を使用することをお勧めします。 |
構文
DATABASEPROPERTY ( database , property )
引数
- database
指定されたプロパティ情報を返す基になるデータベースの名前を含む式を指定します。 database のデータ型は nvarchar(128) です。
property
返されるデータベース プロパティの名前を含む式を指定します。property のデータ型は varchar(128) で、次のいずれかの値を指定できます。値 説明 戻り値 IsAnsiNullDefault
データベースは、SQL-92 規則に従い NULL 値を許可します。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsAnsiNullsEnabled
NULL 値との比較結果は未定義です。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsAnsiWarningsEnabled
一般的なエラー状態が発生した場合、エラー メッセージまたは警告メッセージが出力されます。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsAutoClose
最後のユーザーが終了すると、データベースは即座にシャットダウンし、リソースを解放します。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsAutoCreateStatistics
テーブル内のデータが変更されて統計が最新の状態でなくなった場合に、既存の統計が自動的に更新されます。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsAutoShrink
データベース ファイルは、自動的に行われる定期的な圧縮の対象です。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsAutoUpdateStatistics
統計の自動更新を行います。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsBulkCopy
データベースは、ログに記録されない操作を許可します。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsCloseCursorsOnCommitEnabled
トランザクションがコミットされるときにオープン中のカーソルが終了します。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsDboOnly
データベースは、DBO 専用アクセス モードです。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsDetached
デタッチ操作によってデータベースがデタッチされました。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsEmergencyMode
異常のあるデータベースを使用できるように緊急モードが許可されています。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsFulltextEnabled
データベースは、フルテキスト検索が許可されています。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsInLoad
データベースを読み込んでいます。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsInRecovery
データベースを復旧しています。
1 = TRUE
0 = FALSE NULL1 = 無効な入力
IsInStandBy
データベースは読み取り専用のオンライン状態で、復元ログが許可されています。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsLocalCursorsDefault
カーソル宣言の既定値は LOCAL です。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsNotRecovered
データベースを復旧できませんでした。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsNullConcat
NULL を連結したオペランドは、NULL になります。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsOffline
データベースはオフラインです。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsParameterizationForced
PARAMETERIZATION データベース SET オプションが FORCED です。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsQuotedIdentifiersEnabled
識別子に二重引用符を使用できます。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsReadOnly
データベースは、読み取り専用アクセス モードです。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsRecursiveTriggersEnabled
トリガの再帰的な発生が許可されています。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsShutDown
起動時にデータベースに問題が発生しました。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL1 = 無効な入力
IsSingleUser
データベースは、シングル ユーザー アクセス モードです。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsSuspect
データベースに異常があります。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
IsTruncLog
データベースは、チェックポイント時にログを切り捨てます。
1 = TRUE
0 = FALSE
NULL = 無効な入力
Version
このデータベースが作成された Microsoft SQL Server コードの内部バージョン番号です。SQL Server ツールおよびアップグレード処理による内部使用のみとなります。
バージョン番号 = データベースを開いている場合
NULL = データベースを閉じている場合
1 データベースが未起動の場合や自動終了した場合でも、返される値は NULL です。
戻り値の型
int
例外
エラーが発生した場合、または呼び出し元にオブジェクトの表示権限がない場合は、NULL が返されます。
SQL Server 2005 では、そのユーザーが所有しているか、または権限を与えられているセキュリティ保護可能なアイテムのメタデータのみを表示できます。つまり、オブジェクトに対する権限がユーザーに与えられていない場合、メタデータを生成する組み込み関数 (OBJECT_ID など) が NULL を返す可能性があります。詳細については、「メタデータ表示の構成」および「メタデータ表示のトラブルシューティング」を参照してください。
例
次の例では、master
データベースの IsTruncLog
プロパティの設定を返します。
USE master;
GO
SELECT DATABASEPROPERTY('master', 'IsTruncLog');
以下に結果セットを示します。
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1
参照
関連項目
ALTER DATABASE (Transact-SQL)
DATABASEPROPERTYEX (Transact-SQL)
メタデータ関数 (Transact-SQL)
sys.databases (Transact-SQL)
sys.database_files (Transact-SQL)
ヘルプおよび情報
変更履歴
リリース | 履歴 |
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2006 年 7 月 17 日 |
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