sp_server_info (Transact-SQL)
SQL Server 2005、データベース ゲートウェイ、または基になるデータ ソースに対する、属性名およびその値の一覧を返します。
構文
sp_server_info [[@attribute_id = ] 'attribute_id']
引数
[ @attribute_id = ] 'attribute_id'
属性の整数 ID です。attribute_id は int であり、既定値は NULL です。
結果セット
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
ATTRIBUTE_ID |
int |
属性の ID 番号です。 |
ATTRIBUTE_NAME |
varchar(60) |
属性名です。 |
ATTRIBUTE_VALUE |
varchar(255) |
属性の現在の設定です。 |
次の表に属性の一覧を示します。Microsoft ODBC クライアント ライブラリでは現在、接続時に 1、2、18、22、および 500 の属性が使われます。
ATTRIBUTE_ID | ATTRIBUTE_NAME の説明 | ATTRIBUTE_VALUE |
---|---|---|
1 |
DBMS_NAME |
SQL Server |
2 |
DBMS_VER |
SQL Server 2005 - x.xx.xxxx |
10 |
OWNER_TERM |
所有者 |
11 |
TABLE_TERM |
テーブル |
12 |
MAX_OWNER_NAME_LENGTH |
128 |
13 |
TABLE_LENGTH テーブル名の最大文字数です。 |
128 |
14 |
MAX_QUAL_LENGTH テーブル修飾子の名前 (3 つの要素から成る名前の最初の部分) の最大の長さです。 |
128 |
15 |
COLUMN_LENGTH 列名の最大文字数です。 |
128 |
16 |
IDENTIFIER_CASE データベース内のユーザー定義の名前 (テーブル名、列名、ストアド プロシージャ名) です。大文字か小文字かは、システム カタログ内でオブジェクトの名前に従います。 |
SENSITIVE |
17 |
TX_ISOLATION SQL-92 に定義されている分離レベルに対応する、サーバーが仮定する初期トランザクション分離レベルです。 |
2 |
18 |
COLLATION_SEQ このサーバーの文字セットの順序です。 |
charset=iso_1 sort_order=dictionary_iso charset_num=1 sort_order_num=51 |
19 |
SAVEPOINT_SUPPORT 基になる DBMS が、名前付きセーブポイントをサポートするかどうかを示します。 |
Y |
20 |
MULTI_RESULT_SETS 基になるデータベースまたはゲートウェイ自体が、複数の結果セットをサポートするかどうか (複数のステートメントをゲートウェイを使用して送り、複数の結果セットをクライアントに返すことができるかどうか) を示します。 |
Y |
22 |
ACCESSIBLE_TABLES sp_tables プロシージャで、ゲートウェイが、現在のユーザー (少なくともテーブルに対して SELECT 権限を持つユーザー) がアクセス可能なテーブルやビューなどのみを返すかどうかを指定します。 |
Y |
100 |
USERID_LENGTH ユーザー名の最大文字数を示します。 |
128 |
101 |
QUALIFIER_TERM DBMS ベンダの用語で、テーブル修飾子 (3 つの要素から成る名前の最初の部分) を示します。 |
データベース |
102 |
NAMED_TRANSACTIONS 基になる DBMS が、名前付きトランザクションをサポートするかどうかを示します。 |
Y |
103 |
SPROC_AS_LANGUAGE ストアド プロシージャを言語イベントとして実行できるかどうかを示します。 |
Y |
104 |
ACCESSIBLE_SPROC sp_stored_procedures で、ゲートウェイが、現在のユーザーによって実行可能なストアド プロシージャのみを返すかどうかを示します。 |
Y |
105 |
MAX_INDEX_COLS DBMS のインデックス内の列の最大数を示します。 |
16 |
106 |
RENAME_TABLE テーブルの名前を変更できるかどうかを示します。 |
Y |
107 |
RENAME_COLUMN 列の名前を変更できるかどうかを示します。 |
Y |
108 |
DROP_COLUMN 列を削除できるかどうかを示します。 |
SQL Server 2000 以降が実行されている場合は Y を、以前のリリースでは N を返します。 |
109 |
INCREASE_COLUMN_LENGTH 列のサイズを大きくできるかどうかを示します。 |
SQL Server 2000 以降が実行されている場合は Y を、以前のリリースでは N を返します。 |
110 |
DDL_IN_TRANSACTION DDL ステートメントをトランザクションで使用できるかどうかを示します。 |
SQL Server バージョン 6.5 以降が実行されている場合は Y を、以前のリリースでは N を返します。 |
111 |
DESCENDING_INDEXES 降順のインデックスがサポートされるかどうかを示します。 |
SQL Server 2000 以降が実行されている場合は Y を、以前のリリースでは N を返します。 |
112 |
SP_RENAME ストアド プロシージャの名前を変更できるかどうかを示します。 |
Y |
113 |
REMOTE_SPROC ストアド プロシージャを DB-Library のリモート ストアド プロシージャ関数を使用して実行できるかどうかを示します。 |
Y |
500 |
SYS_SPROC_VERSION 現在実装されているストアド プロシージャ カタログのバージョンを示します。 |
現在のバージョン番号です。 |
解説
sp_server_info は、ODBC の SQLGetInfo によって提供される情報のサブセットを返します。
権限
スキーマに対する SELECT 権限が必要です。
戻り値
ありません。
参照
関連項目
ストアド プロシージャ カタログ (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)