[フォルダのプロパティ] ([権限] ページ)

更新 : 2005 年 12 月 5 日

このページを使用すると、フォルダのセキュリティを設定できます。フォルダに親フォルダのセキュリティ設定が適用されている場合、現在のフォルダに別の権限を設定すると、セキュリティが継承されなくなります。既定では、同一フォルダ内のすべてのアイテムに、指定した権限が適用されます。一般に、レポート サーバーのフォルダ階層全体の権限管理が煩雑になるのを防ぐため、カスタム セキュリティの使用を最小限に抑える必要があります。

コンテンツをセキュリティで保護する方法については、「ロールの割り当てを作成、削除、または変更する方法 (Management Studio)」を参照してください。フォルダのセキュリティの詳細については、「フォルダのセキュリティ保護」を参照してください。

オプション

• [親フォルダからロールを継承する]
  現在のフォルダに、その親フォルダのセキュリティ設定が継承されます。これは既定のオプションです。

  現在のフォルダに別のセキュリティ設定を定義していた場合は、[親フォルダからロールを継承する] をクリックすると、親フォルダのセキュリティ設定が再び継承されるようになります。このオプションを選択した場合、[適用] をクリックした時点で、現在のフォルダに以前設定した既存の権限が、継承されたセキュリティ設定に置き換わります。カスタム セキュリティ設定は復元できません。今後、再び使用する可能性がある場合は、設定情報を書き留めておいてください。

  このオプションを使用すると、作成するフォルダへのアクセスを定義できます。このオプションは、[ホーム] フォルダには使用できません。[ホーム] フォルダは、レポート サーバーのフォルダ名前空間のルート ノードです。[ホーム] フォルダには、セキュリティの継承元となる親が存在しません。

• [各グループまたはユーザー アカウントに次のロールを使用する]
  [各グループまたはユーザー アカウントに次のロールを使用する] をクリックすると、このアイテムのセキュリティを設定できます。このフォルダへのアクセスは、続いて定義するロール割り当てによってのみ定義されます。ロール割り当ては、ユーザー アカウントまたはグループ アカウントを 1 つ以上のロールにマッピングすることで作成されます。

  このオプションを使用すると、作成するフォルダへのアクセスを定義できます。このオプションは、[ホーム] フォルダには使用できません。[ホーム] フォルダとは、レポート サーバー フォルダの名前空間のルート ノードであり、親が存在しないフォルダです。

• [グループまたはユーザー]
  このフォルダへのアクセス権を許可するグループ アカウントまたはユーザー アカウントを指定します。Windows 認証を使用している場合、グループ アカウントおよびユーザー アカウントは Windows ドメイン アカウントです。フォーム認証およびカスタム セキュリティを使用している場合は、認証プロバイダに有効なセキュリティ プリンシパルを指定できます。

  グループまたはユーザーを指定した後、それぞれのロールを選択して、そのグループまたはユーザーにロールを割り当てます。

  1 回のロールの割り当てで、ユーザー アカウントまたはグループ アカウントを 1 つのみ指定できます。たとえば、contoso\jameswil というユーザー アカウントの権限を設定する場合、このアカウントのすべてのロールを 1 回のロールの割り当てで指定する必要があります。[グループまたはユーザー] 列の contoso\jameswil を対象としたロールの割り当てを 2 回行うことはできません。

  既にロールの割り当てが定義されているユーザー アカウントを含むグループに、ロールの割り当てを指定することができます。たとえば、contoso\jameswil が sales グループのメンバの場合、contoso\sales に権限を指定できます。その際、既存の権限に新しい権限が追加されます。つまり、contoso\jameswil には、このユーザーに個人的に割り当てられた権限と、グループ全体に割り当てられた権限が付与されます。

• <[ロール]>
  各グループ アカウントまたはユーザー アカウントで、このアイテムについて想定されるロールを指定します。各ロールは、実行可能なタスクのコレクションです。既定では、定義済みのロールの定義が提供されます (ブラウザ、コンテンツ マネージャ、個人用レポート、パブリッシャ)。サーバーの構成によっては、これ以外のロールが表示される場合もあります。

  フォルダに対しては、システムレベルのロール定義を指定できません。Reporting Services のロールを作成および変更する方法、システムレベルの権限を設定する方法については、「ロールの割り当てを使用したセキュリティの構成」を参照してください。

• [グループまたはユーザーの追加]
  [グループまたはユーザーの追加] をクリックして、権限を付与するグループ アカウントまたはユーザー アカウントを追加します。

• [削除]
  [削除] をクリックして、[サーバーのプロパティ] ページからグループ アカウントまたはユーザー アカウントを削除します。

参照

関連項目

オブジェクト エクスプローラ Reporting Services の F1 ヘルプ

その他の技術情報

レポート サーバーのフォルダ階層
ロールの割り当ての作成、変更、および削除
Reporting Services の F1 ヘルプ
フォルダのセキュリティ保護

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース	履歴
2006 年 7 月 17 日	変更内容 : オプションをわかりやすく説明するために内容を変更しました。
2005 年 12 月 5 日	変更内容 : [ホーム] フォルダの説明。