1 つの列に対して複数の検索条件を指定する方法 (Visual Database Tools)
場合によっては、同じデータ列に複数の検索条件を適用する必要があります。たとえば、次の場合です。
employee
テーブルから複数の従業員名を検索したり、異なる給与範囲の従業員を検索したりする場合。この種の検索には OR 条件を使用します。- "The" で始まり、"Cook" を含む書名を検索する場合。この種の検索には AND 条件を使用します。
メモ : |
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このトピックの内容は、クエリの WHERE 句および HAVING 句の検索条件に該当します。例では WHERE 句の作成を取り扱いますが、どちらの句の検索条件にも同じ原則が当てはまります。 |
同じデータ列で代替値を検索するには、OR 条件を指定します。複数の条件を満たす値を検索するには、AND 条件を指定します。
OR 条件の指定
OR 条件を使用すると、1 つの列に対して複数の代替値を検索条件として指定できます。この方法では検索範囲が広くなるため、1 つの値を検索した場合に比べて、検索結果として返される行数が多くなります。
ヒント : |
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同じデータ列で複数の値を検索する代わりに、IN 演算子を使用する方法もあります。 |
OR 条件を指定するには
抽出条件ペインに検索する列を追加します。
追加したデータ列の [フィルタ] 列に最初の条件を指定します。
同じデータ列の [または...] 列に、2 番目の条件を指定します。
クエリおよびビュー デザイナは、OR 条件を含む WHERE 句を次のように作成します。
SELECT fname, lname
FROM employees
WHERE (salary < 30000) OR (salary > 100000)
AND 条件の指定
AND 条件を使用すると、複数の条件を満たす列の値だけが、結果セットの行に含まれるように指定できます。この方法では検索範囲が狭くなるため、通常は、1 つの値を検索した場合よりも、検索結果として返される行数が少なくなります。
ヒント : |
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一定の範囲の値を検索する場合は、2 つの条件を AND で結合する代わりに、BETWEEN 演算子を使用する方法があります。 |
AND 条件を指定するには
抽出条件ペインに検索する列を追加します。
追加したデータ列の [フィルタ] 列に最初の条件を指定します。
抽出条件ペインのグリッドの空白行に再度同じデータ列を追加します。
2 番目のデータ列の [フィルタ] 列に 2 番目の条件を指定します。
クエリ デザイナは、AND 条件を含む WHERE 句を次のように作成します。
SELECT title_id, title
FROM titles
WHERE (title LIKE '%Cook%') AND
(title LIKE '%Recipe%')
参照
概念
抽出条件ペインで検索条件を組み合わせる場合の規則 (Visual Database Tools)
その他の技術情報
検索基準の指定 (Visual Database Tools)