SQL Server 2005 仮想サーバーの名前を変更する方法

[アーティクル]
12/16/2008

フェールオーバークラスタに含まれる SQL Server インスタンスの場合、仮想サーバーの名前を変更する手順は、スタンドアロンインスタンスでの手順とは異なります。SQL Server 2005 のスタンドアロンインスタンスの名前を変更する方法の詳細については、「SQL Server 2005 スタンドアロンインスタンスをホストするコンピュータの名前を変更する方法」を参照してください。

仮想サーバーの名前は、常に SQL ネットワーク名 (SQL 仮想サーバーネットワーク名) と同じになります。仮想サーバー名は変更できますが、インスタンス名は変更できません。たとえば、VS1\instance1 という仮想サーバー名を SQL35\instance1 などの別の名前に変更することはできますが、名前のインスタンスの部分 instance1 は変更されません。

名前を変更する準備

名前の変更処理を開始する前に、次の項目を確認します。

SQL Server では、レプリケーションにログ配布が使用されている場合を除いて、レプリケーション対象サーバーの名前は変更できません。プライマリサーバーが完全に存在しなくなった場合は、ログ配布対象のセカンダリサーバーの名前を変更することができます。詳細については、「レプリケーションとログ配布」を参照してください。
データベースミラーリングを使用するよう構成されている仮想サーバーの名前を変更する場合は、名前の変更を行う前にデータベースミラーリングを無効にし、名前の変更後に新しい仮想サーバー名でデータベースミラーリングを再確立する必要があります。データベースミラーリングのメタデータは、新しい仮想サーバー名に、自動的には更新されません。

重要 :
Microsoft サポートポリシーは、SQL Server 2005 のデータベースミラーリング機能には適用されません。現在、データベースミラーリングは既定で無効になっていますが、評価目的でのみ有効にすることができます。機能を有効にするには、スタートアップパラメータとしてトレースフラグ 1400 を使用します (トレースフラグの詳細については、「トレースフラグ (Transact-SQL) 」を参照してください)。データベースミラーリングは運用環境では使用しないでください。Microsoft サポートサービスでは、データベースミラーリングを使用したデータベースまたはアプリケーションはサポート対象外です。SQL Server 2005 のデータベースミラーリングに関するドキュメントは評価目的でのみ提供されています。「SQL Server 2005 のサポートおよびアップグレードに関するドキュメントポリシー」に記載されている内容は、データベースミラーリングに関するドキュメントには適用されません。

Microsoft サポートポリシーは、SQL Server 2005 のデータベースミラーリング機能には適用されません。現在、データベースミラーリングは既定で無効になっていますが、評価目的でのみ有効にすることができます。機能を有効にするには、スタートアップパラメータとしてトレースフラグ 1400 を使用します (トレースフラグの詳細については、「トレースフラグ (Transact-SQL) 」を参照してください)。データベースミラーリングは運用環境では使用しないでください。Microsoft サポートサービスでは、データベースミラーリングを使用したデータベースまたはアプリケーションはサポート対象外です。SQL Server 2005 のデータベースミラーリングに関するドキュメントは評価目的でのみ提供されています。「SQL Server 2005 のサポートおよびアップグレードに関するドキュメントポリシー」に記載されている内容は、データベースミラーリングに関するドキュメントには適用されません。

仮想サーバーの名前を変更するには

クラスタアドミニストレータを使用して、SQL ネットワーク名を新しい名前に変更します。
ネットワーク名リソースをオフラインにします。これにより、SQL Server リソースや、他の依存リソースもオフラインになります。
SQL Server リソースをオンラインに戻します。

名前の変更操作の確認

仮想サーバーの名前を変更したら、このサーバーの古い名前を使用している接続は、新しい名前を使用して接続するように変更する必要があります。

名前の変更が完了していることを確認するには、@@servername または sys.servers のいずれかから情報を取得します。@@servername 関数は新しい仮想サーバー名を返し、sys.servers テーブルには新しい仮想サーバー名が表示されます。また、フェールオーバー処理が新しい名前を使って正常に機能していることを確認するには、他のノードに対する SQL Server リソースのフェールオーバーが発生するように試行します。

クラスタ内のノードからの接続については、新しい名前を直ちに使用できます。ただし、クライアントコンピュータから新しい名前を使用して接続する場合は、クライアントコンピュータが新しい名前を認識できるようにならないと、新しい名前を使用してサーバーに接続することはできません。新しい名前がネットワーク全体に伝達されるのに必要な時間は、ネットワークの構成により異なり、数秒で済むことも、3 ～ 5 分かかることもあります。ネットワークから古い仮想サーバー名が消去されるには、さらに時間がかかる場合があります。

仮想サーバー名の変更をネットワークに伝達する時間を最小限に抑えるには、次の手順を実行します。

ネットワークの伝達の遅延を最小限に抑えるには

サーバーノードでコマンドプロンプトから次のコマンドを実行します。
```
ipconfig /flushdns
ipconfig /registerdns
nbtstat –RR
```

参照

その他の技術情報

SQL Server 2005 スタンドアロンインスタンスをホストするコンピュータの名前を変更する方法

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

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